風呂敷作法講座(5・6年生)

平にある「根本呉服店」店主、根本紀太郎様をゲストティーチャーにお迎えして、昔から日本で使われている「風呂敷作法」について学習しました。

 

はじめに、どんな物が風呂敷で包まれているのか、クイズをしました。

包みをほどいていくと、正方形の風呂敷に戻ります。

どれも一枚の風呂敷の布を結んであるだけで、本や一升瓶など、大事な物がちゃんと包まれています。

包んでいた物(中身)がわかって、風呂敷が元の形に戻っていくたびに、自然と拍手が沸き起こりました。

 

次に、風呂敷の種類や大きさについて学びました。

 絹や木綿など、素材によって手触りや丈夫さが変わってきます。

驚いたのは、

なんと、一辺の長さが240cmの一番大きな風呂敷を見せていただきました。

人もすっぽりと包みこんでしまえるほどです。すごいですね。

 

さあ、いよいよ子供たちも風呂敷包みに挑戦です。

結び方・結ぶ場所によって、自在に形をかえる風呂敷。中に入る物の形や大きさが違っても、ちゃんと包んでくれます。風呂敷の素晴らしさを、実感することができました。

最後に「包」の漢字の由来を聞き、物を大事に「包む」ことを、日本人は昔から大切にしてきたことが分かりました。

一枚の布で、用途に応じた様々な使い方を工夫してきた日本人の知恵と、物を大事に扱い、包んで相手にお渡しする優しい日本の文化を、深く理解できた時間となりました。お家でもぜひ、作り方や使い方を聞いてみてください。

 

根本紀太郎様、本日は「風呂敷作法」をとおし、大切な日本の文化について詳しく教えてくださりありがとうございました。