こんなことがありました

考えを伝え、練りあう算数の授業

2校時、2年生では3つの数のたし算を勉強していました。

あめと消しゴムと鉛筆を買った代金を求めます。

それぞれがノートに自分の考えを持って答えを導きます。

 

3人の代表がボードを使って、どのように答えを出したのかを説明します。

「2学期は発表がんばろうね」と先生がやさしく声をかけながら、自分の考えをみんなに伝えます。

実は3人のうち、2人は同じ解き方をしていました。子どもたちは説明を聞いた後、同じやり方をしていたことに気づきます。

 

さて、3人目の児童の説明を聞くと、40+30から計算をはじめています。

 

「どうして、こんなやり方したの?」と先生が聞くと、同じ解き方をしていた他の児童が

 

「簡単だから!」と答えます。

 

 

学級中に「納得!」といった空気が流れます。

 

 

最後に教科書を確認し、たし算ではたす順序を変えても答えかかわらないことを学びますが、

「簡単だから!」には説得力がありました。

自分の考えをしっかりと相手に伝え、聞く側も類比・対比をしながら考え深めます。

 

こうして2年生でもプレゼンテーション能力や論理的思考力を培っています。