6年生の思い・・・
2月27日(木)の夜、「全国の小中学校を次週より臨時休校とする方針」(首相要請)という衝撃のニュースが走りました。子どもたちも、保護者の皆様も、私たち教職員も、不安な中、28日(金)の朝を迎えました。
いつものように元気に登校してきた子どもたちは、校庭で長なわや短なわなど、自主的になわとび運動に取り組んでいました。
6年生は、いつものようにボランティアで、旗を揚げてくれました。首相要請のとおり、3月2日(月)からの休校となれば、6年生にとって、今日が小学校最後の一日となるかもしれません・・・。
先生方にも、今日一日を大切に過ごすよう話しました。
すると朝の時間、6年生が卒業式で歌う「この星に生まれて」を、合唱していました。
「これが最後になるかも・・・」そんなことを思いながら、心がひとつになった、美しいハーモニー・・・。
6年間を共に過ごしてきた仲間との大切な時間、下級生たちとの残りわずかな時間・・・、本当ならば、あと15日あるはずでした。
気持ちの整理がつかないまま、いろいろな思いを胸に歌う子どもたちの目にも、担任の目にも、大きな涙が浮かんでいました・・・。
※ その歌声を「動画Contentsページ」でお聴きください。
歌い終え、涙をぬぐう子どもたち・・・。このとき、最後の一日に何をしたいか・・・彼らの心は決まっていたのかもしれません。
6年生の教室をのぞくと、担任の先生への感謝の気持ちを込めたメッセージが刻まれていました。
理科の時間には、担当する先生(3・4年時の担任)への感謝の気持ちも・・・。
おまけで、ちょろちょろ登場する、うるさい私にまで・・・。
今年、校内最高記録を7種目で12回更新し、日清カップでも大活躍(県大会出場6名、全国大会出場など)した6年生。「ふくしま学力調査」でも平均を大きく上回る素晴らしい成績を修める等、スポーツでも勉強でも、たくさんの輝かしい成績を残し大活躍しました。
しかし、それ以上にうれしいのが、学校を支え引っ張ってきた、彼らの思いやりあふれる行動です。
そんな彼らの思いは、最後まで、ぶれることはありませんでした。
「優しさこそが、本当の強さなんだ!」 熱いメッセージ、しっかりと受け取りました。 ありがとう・・・。
私たちに残された時間は、あと2日・・・。 最後の時間を、大切に大切にしたいと思います。
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