高久小学校 日記

算数の学習のねらい

 2年生の算数科で、「長さをはかろう」という単元に入りました。3匹の魚の長さを比べるにはどうすればいいか、を考える授業です。子供たちは、「定規を使う!」という意見が大半でした。もちろんその通りですが、この単元で大切なことは、cmやmm等の単位の必要性・有用性を理解し、同じ単位を使って表すことのよさに気づくことです。

 「定規を使わずに調べる方法はないかな?」という問いに、子供たちは「えんぴつ」や「ノート(紙)」を使い、「それぞれの長さのところに印をつける」方法と、「ノートのマス」や「消しゴム」を使い「いくつ分かで調べる」方法を考え、「ウ」が一番長いことに気づきました。

 しかし、同じ方法(「えんぴつ」や「消しゴム」)で調べた子でも、長さも大きさも違うため、「ア」と「ウ」の長さの微妙な違いを表現するのが難しく「みんな同じもので調べる」ことの必要性を感じ、「算数ブロック」で調べてみました。 

 ここから、次の時間では、普遍単位である「cm」の必要性や有用性に気づき、その後、cmで測れない半端な長さを測るため、より小さな普遍単位「mm」必要性にも気づいていきます。

 こうした活動を通して、算数のよさや利便性に気づき、友達の多様な考え方を整理統合していく中で、数学的思考力を育成しています。