こんなことがありました

出来事

ながくらの鼓笛2024、始動!

1月31日(水)の子ども広場。5年生のフラッグ・カラーガード隊がキレッキレの動きを披露し、熱心に練習に励んでいました。その姿を優しく見守る担任の先生。「みんな本当によくチャレンジしてきたんですよ。メリハリつけて『格好いい姿』になってきました!」と嬉しいお言葉!

すると、南校舎3階の音楽室にいた仲間から声がかかり、「今から演奏するから、それに合わせて演ってみて!」とのこと。どうやら音楽室では、楽器隊が練習しているようです。

音楽室では、ながくらの鼓笛をリードする主指揮・副指揮、そして大中小の太鼓、シンバル、ベルリラ、キーボードのバンドメンバーが、鏡を見ながら練習に励んでいました。子ども広場にいる仲間に届けと言わんばかりの迫力ある演奏を披露していてすごい!立派!と思ったのですが、演奏後はなぜか浮かない表情...。「まだまだです。まだ自信が...。練習しかないです」とのコメントを聞かせてくれました。まさに「4つの力」の発揮!

これまで5年生は、「ながくらの鼓笛」のどのポジションをやりたいかを自分で決めて、6年生のレクチャーを受け、オーディションを経て地道に直向きに練習を積み上げてきました。後輩思いの6年生が5年生に寄り添い、丁寧に伝える姿が素敵でした。「1年前は逆の立場だったね」の声かけに「そうなんですよ。1年ってホントに早くって...。もう5年生に任せるしかないんです」とのお話、感動でございます。

4つの力をフル活用していた今日の5年生の姿から、先輩方が大事に受け継いできた伝統「長倉小PRIDE」を私たちも引き継ごうとする心意気を感じました。長倉小PRIDE=心を一つに団結して何事も最善を尽くし続ける志!それを担任の先生は「格好いい姿」として子どもたちに伝え、今日も子どもたちのチャレンジを温かく見守ってくださっています。

ながくらの鼓笛2024、間もなくデビュー!楽しみでございます。また、裏を返せば6年生の卒業が間近になってきたということ。わくわく感と淋しさが入り交じって、まさに春ですね。2月も全力で子どもたちの成長を応援して参りましょう!

2月のスタート!

本日より2月がスタート!毎月、図書館の掲示板を図書館ボランティアの皆さんが季節感あふれる内容へと更新してくださっていまして、昨日、2月の作品を撮影しようとうかがってみると偶然2年生が利用してまして...。

「今日は何借りようかな...」「このシリーズ楽しいよ!」「これね◯◯が出てきて◯◯になっていくんだっけ...」「それより先は言わないで!」との会話が楽しそう。

本日は学校司書の先生の来校日で、本の返却と貸出を担当してくださいました。何気ない会話が、子どもたちを本の世界、読書好きへと導いてくださっています。いつもありがとうございます。

そのままの流れで2年生の下校に立ち会ってみました。「今日楽しかったことは?」の質問にすぐに「給食!」と答えてくれたり、「頑張ったことは?」に対しては「1校時は~、2校時は~、そして5校時は~」と親切丁寧に説明してくれたり、「国語でしっかり教科書を読みました!」「私は道徳です。みんなで考えました!」「ズバリ、ない!」等々、素敵な表情でお話してくださいました。充実した一日だったようで嬉しいです!

だいぶ日が延びてきていて温かい日差しが子どもたちを包んでいました。やはり春が着実に近づいてきているようですね。子どもたちの会話を聞いていると、「金曜日は豆退治だ!」「えっ、豆退治?」とか「学校に鬼いっかんね!」「私の通ってた幼稚園にもいた!」「長倉小は校長室にいるらしい...」「えっ、まじ?」「見たことあるって言ってた人いた!」等々、明日開催する鬼払い集会にわくわくしているようでした。

明日、みんなで鬼退治しましょう!ちなみに、校長室の鬼ってこちらでしょうか...。昨年の6年生が、学校に鬼が入ってこないようにと、鬼よりも強い鬼様を置いていってくださいました。今もしっかりと見張ってくれています!こちらの鬼様は退治しないでくださいね。

長倉の杜、梅の花が咲きました!

1月30日(火)、百花の魁である梅が咲き始めました!昨年は2月6日に開花しましたので、今年は1週間早く春が近づいてきているようですね。

「新年の抱負」を語り合ってスタートした1月、子どもたちは寒風吹き付ける中でも朝ランにチャレンジ!また、体育の授業や大休憩は なわとびにもチャレンジしているところです。

卒業が近づいてきた6年生はとっても後輩思いで、特に縦割り清掃班では率先して活動し、やるときは最後までやるのが長倉小だよ!と、行動でお示しくださっています。

1年生もここにきて急成長!毎日いろいろあれこれありますが、物事をちゃんとやろうよ!を合言葉にお互い励ま合って生活しています。本にも興味をもち始めて、絵本を読んでください!のリクエストに応えてみました。また、粘土作品、これまでよりも3D感が高まりましたね。思いっきり創造力や発想力を発揮している姿、最高です!

明日から2月。生活のまとめ&学習のまとめ=卒業・進級に向けて着々と準備を進めていきましょう!と声をかけて参ります。何より「早寝・早起き・朝ご飯」で生活のリズムを整え、健康に毎日を過ごして参りましょう!

校内授業研究会を開催しました!

本校は、令和5・6年度の2年間、いわき市小学校教育研究会授業公開協力校の委嘱を受け、生活科・総合的な学習の時間の実践研究に取り組んでおります。1月26日(金)、理事の皆様をお招きして授業研究会を開催しました。

公開した授業は6年生。子どもたちは、本校のルーツである常磐炭田と映画「フラガール」の視聴をきっかけに、もっと知りたい!を見出し、フラダンス・温泉・観光地・方言・閉山とハワイアンズ・エネルギーの6グループに分かれて探究してきました。そして、探究してきた内容はこの地域の魅力だ!ということに気付き、卒業を控える今だからこそ、探究してきた成果を後輩たちに伝えたい!という思いをもつに至ったのだそう。

そこで本時のめあては「後輩に伝える地域の魅力の発表計画を立てよう」と設定されていきました。

そして、これまでのグループでの探究活動を振り返りながら、「発表する相手は何年生にする?」「後輩に何をどうやって伝える?」「相手に分かりやすい内容かな?」「改めてどんな準備していく?」といった話合いが行われていきました。

これまでの探究活動で自分たちのグループテーマに愛着が湧いてきたからでしょう、「このことは大事だから伝えたい!」「違う方法で伝えてみたのがいいかも」「難しい漢字や言葉が多いけどどうしよう?」「もう一回調べ直してみては?」「改めてゲストチーチャーに詳しく聞いてみようよ!」といった会話があちこちから聞こえていました。

授業の後半、各グループで話し合った結果(発表計画)の発表へ。まだ不完全ではありますが、こうしてアウトプットすることで、子どもたちの思考は整理され、次の活動への見通しを見出すことにつながっていきます。他のグループや先生との質疑応答は、さらに深い思考へと導いていきます。

授業の最後は、本日の学びの振り返り。今日を踏まえて次はどんな活動をしていくのか、今日の学びでどんな力を発揮したのか等々、タブレットを活用して記録していきました。記録の蓄積は、いずれ学習全体を振り返る際に大いに役立つことでしょう。

授業後の研究協議では、まず本校の研究テーマや概要、加えてこれまでの実践を報告し、理事の皆様と共有しました。その上で、本日の授業実践についてご協議いただきました。

協議では、研究テーマをベースに地域と連携した探究活動を進めていく中では、まずは思いっきり楽しい!を味わっていくこと、それは子どももかかわる大人もという視点が大事であること、また五感を刺激する体験を創出していくことが大切等々、多岐にわたるご示唆をいただきました。大変勉強になりました。理事の先生方にこの場をお借りして御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

改めて身内ながら授業公開というチャレンジをしていただいた担任の先生に大きな拍手を!また、この1年、本校の研究を土台から築き上げ、先頭に立って研究を推進してきた現職主任にも大きな拍手を!お二人をはじめ本校の職員はいつも「子どもたちのためですから勉強になります!」とお話ししてくださいます。心強い限り!

本日の学びを道標に来年度の授業公開に向けて一丸となって一歩一歩前進して参ります。私たちも4つの力を発揮して、子どもたちとともに成長して参りましょう!

やまなし2組、道徳科「自分のやるべきこと」について考えました!

1月25日(木)、やまなし2組の道徳科の授業、苦手なことや困難なことに対しても直向きにチャレンジすることの大切さについて考えました。まずは学級のことについてデータで確認。殆どのメンバーは苦手なこと・やりたくないことがある!と回答していましたね。

続いて、NHK for school「パンタのらくちん作戦」を視聴。主人公のパンタ君は、サッカーのリフティングが苦手なのに、あの手この手で誤魔化していきますが、最後にはばれてしまって大後悔。子どもたちは、物語の場面毎にパンタ君の考えや気持ちを整理していきました。

そして、先生から「後悔しているパンタ君に、どんな声かけをしますか?」との発問。先生が落ち組むパンタ君の役になって子どもたちを物語の世界へと引き込んでいきました。とある男子児童、積極的に前に出てきて、パンタ君に向かって「ちゃんとやれよ!」と上から目線で...。パンタ君「は~い、そうします」との反応。

「じゃー、パンタ君役、交代ね!」と、今度は男子児童がパンタ君役に。すると、女子児童から「ちゃんと練習してね。できなかったらメモしてみてね!」と指を指されての厳しいご指導が。それに対して男子児童、一瞬眉間にしわを寄せるも「は~い、わかりました...」と観念したご様子。その後「なんでパンタ君は誤魔化したんだよ...。こんな気持ちになるの嫌だ~」と感想をお話しくださいました。

そんなやりとりを見ていたこちらの彼。パンタ君に向かって「これからはちゃんと練習してください。練習すればリフティング100回できるようになるかも知れないよ。ね!」と、残念な行いをして後悔している相手を気遣って優しく笑顔で励ましてくださいました。

そんなロールプレイを体験した後、改めて学級のメンバーが現在チャレンジしていることを確認。そして「では、みんなは自分が苦手だなとか難しいなとか思ったことに対して、チャレンジできてるかな?支え合っているかな?」との発問。やや言い訳?もありましたが、目標を持ってチャレンジしていった方が楽しい毎日につながっていくことを実感したご様子でした。

最後は、ワークシートを使って本日の学びを整理整頓。忖度のない記述が素敵です!

提出にきた児童と対話をしてこれからのチャレンジを勇気づけたり、なかなか記述が進まない児童に寄り添って整理をサポートしたりと、日頃から一人ひとりを大事にしている担任の先生のこの姿こそが、子どもたちのチャレンジを大きく支えているんですね。

本日も素敵な授業を見ることができました。およそ1年をかけて築いてきた学級での信頼関係をベースに、さらにさらに子どもたちを大きく成長させて参りましょう!

3年生、新聞記事の作成にチャレンジ!

3年生の子どもたちから「新聞を作りたい!」との声があがりまして、1月24日(水)、福島民報社の川原田秀樹先生をお招きして出前授業「記事を書いてみよう!」を実施しました。実際の新聞づくりのお話とともに「メモの通りに書いて正しい漢字を使い、施設の名前や地名は間違わないようにすることが大切。一番言いたいことを文章の最初に記すことも必要ですよ」等々、分かりすい言葉で丁寧にレクチャーしてくださいました。

それでは実際に記事を書いてみましょうか!ということで、子どもたちは「温泉新聞」の名の下で記事作成へ。川原田先生、プロ目線で一人ひとりに励ましのお声かけ。「小学3年生への出前授業は初めてで...」とのことではありましたが、子どもたちはホンモノと出会って新たな憧れの気持ちを抱いたご様子。「新聞が出来たら川原田先生に見てもらうんだ!」という新たな目標を見出すことができました。川原田先生、ありがとうございました!

それで、どうして3年生が新聞を書きたい!と申し出たかというお話。それは春先からずっと地元「いわき湯本温泉」を探究してきて、次第に温泉の魅力をたくさんの人に知ってもらいたい!という思いを抱いたからとのこと。これまでもお伝えしてきましたが、改めて担任の先生とともに積み上げてきた探究プロセスを振り返ってみます。

まずは探究のきっかけ。地元に温泉があることは知っていても、意外と説明できない自分に気付いたことが出発点となりました。ではではということで常磐公民館の大平先生にご相談申し上げ、温泉を引き揚げている源泉から温泉旅館までの経路をいざフィールドワーク。

そこで出てきた疑問やもっと知りたい!は、温泉の歴史や効能、鶴の伝説、足湯、湯壺等々でした。子どもたちの感性・観察眼にはビックリしたことを懐かしく思います。それらを整理して「歴史」「温泉のお湯」「温泉施設」「旅館」のテーマを見出し、子どもたちは再びフィールドワークへ出かけたり、ゲストをお招きしたりして、温泉にかかわるホンモノと出会い、五感をフル活用して学んでいきました。加えて、旅館にお願いして実施させていただいた宿泊客の方々へのアンケート、その回答用紙は子どもたちの宝物で今でも教室の一番いいところに掲示しています。

その成果がこちら。私たちは、子どもたちが探究活動に没頭している状況を「材に恋している!」と言っているのですが、まさに3年生は「温泉」に恋をしています!その成果がこのノートと付箋紙の数でございます。

 

そして「このすっごい湯本温泉をみんなに伝えたい!そのために新聞を作ろう!」となっていったのですが、気がつくと温泉情報が膨大な量となっていまして、どう整理したらいいの?難しいな~!そもそも新聞ってどうやって作るの?となり、それならばいっそのこと新聞を作っているプロの方をお呼びして教えてもらおう!となってこの度の川原田先生と出会いにつながったのでした。

温泉に恋をしている子どもたちの熱い気持ちを受け止めてきている担任の先生も素敵ですね。学年単学級が多い本校は、担任の先生が自信をもって子どもたちのチャレンジを応援できるようにと定期的にカンファレンスを行っています。職員室内で情報を共有し、材に恋をする子どもたちを大事に育ていくためにアイディアを出し合い、支え合っているところは本校の強み!さりげなく紹介させていただきます。

さて3年生、川原田先生のご指導をベースにこれからどんな新聞を完成させていくのか楽しみですし、作成した新聞を活用どうしていくのかにも注目です。これまでお世話になった方々へのお礼も含めて、3年生のチャレンジを引き続き応援して参りましょう!

4年2組、理科で水の実験にチャレンジ!

4年2組の理科では、現在「水のすがたと温度」をテーマに授業を行っています。1月24日(水)の授業のめあては「水を冷やしたときの温度の変わり方と水の様子を調べよう!」。試験管に入れた水道水を冷やしていって氷になるその瞬間を観察しようという内容。

まずは子どもたちの予想。「水温を下げていって何℃になったら氷になると思う?」「1℃、いや0℃、んー?マイナス1℃!」「じゃー体積は?」「減る!」「増えるって!」...。「それじゃーこれから実験してみて、予想と比べてみて、また新たな『?』を見つけていきましょう!」ということで、試験管やビーカー等の実験器具の運搬へ。早く実験したい!と逸る心を抑えて慎重に慎重に...。

実験器具をどうセッティングするかは、先生の解説と先生の手元を写した電子黒板で確認。「水は試験管の3分の1くらいね!」「えっ、3分の1ってこんくらい?」「それは5分の1だよ」「こんくらい?」「それじゃ2分の1だよ」「こんくらい?」「なんで増やすの~!」...、さりげなく算数の実力を発揮しておりました。

「1分ごとに時間を伝えるから、その時の水温と水の状態を記録していきましょう。それと体積を知るにはどうしたらいいかな?」「試験管(の水面に)に印をつけておくかなんかしたら?」「おっ、それいいね!」「じゃー、そうしましょう!」...。「それと、気をつけなくちゃならないことは?」「氷でやけどしないこと!」「その通り、氷の扱いや器具の扱いもみんなで気をつけてください。それじゃビーカーに氷を入れていくから観察を始めていきましょう!」

水が氷になる瞬間をとらえようと、子どもたちは開始1秒後からご覧の様子。動画視聴では味わえないわくわく感・ぞくぞく感を存分に感じていますね。先生が経過時間を伝える度に、「まだ?」「ぜんぜん水!」「そろそろ?」「まだまだ水!」...。

水温が0℃に近づくにつれて子どもたちにザワザワ感が...。「これ氷になった?」「え?まだ水面が揺れてるよ」「でも温度計が試験管くっつかってるけど」「あー、少しずつ氷になっていってんじゃね~?」「マジ?一気に固まる(氷になる)と思ってた!」「あっ、じゃーこの時間から氷になった!ということで」「OK!」「温度計は?」...という会話がとっても素敵ですね!

記録用紙の記述内容もとても魅力的。大人ですと「徐々に水が氷になっていく」と表現するのでしょうか。子どもたちは「少し」「まあまあ」「けっこう」「カチコチ」「カピカピ」「カチカチ」と表現し、中には「ガリガリくん」「ガリくんが...」と人間扱いしているものもあって、語感が豊かですね。

授業のまとめは実験データを手掛かりにして、改めて「水を冷やしたときの温度の変わり方と水の様子」を論述、そして新たな『?』を求めて意見交流へ。予想と比較した感想も交えて集中して取り組む姿がとても印象的でした。

また、本日の授業は初任者研修の一環としての師範授業でもありました。ベテラン先生の授業展開は流石でございます。また、若手教員はあっちこっち歩いて気付きを丹念にメモしていました。その中で特に「安全面への配慮についても勉強になりました」とのこと。センスある気付きですね、薬品等も扱う理科の授業のみならず、生活全般に渡って子どもたちそして先生方ご自身の安全を確保することは最も大事なことですから。

今日も授業を通して成長している子どもたち、そして先生方の姿を見ることができました。明日はどんな場面に出会えるか楽しみでございます。

4年1組、算数科で小数のかけ算にチャレンジ!

1月24日(水)、4年1組の算数の時間にお邪魔しました。今日は算数科担当の先生による授業で、メインテーマは「小数のかけ算」とのこと。本時のめあては「1.36✕7の◯◯のしかたを考えよう」と黒板に書かれてありました。

先生と子どもたちの会話。「1.36を100倍して、136✕7を計算したら答えは?」「952!」「そうね。それでさっき100倍していたから、今度はこの答えを?」「100分の1にする!」「そうだね!それで9.52って答えになる。でもそうやって計算するのってどう?」「面倒くさい!ややこしい!何度も計算するから間違えそう!」「だよね!だから今日は式をタテに書いて計算する方法、これ何って言うんだっけ?」「筆算!」「そうそう...」

こうして本時のめあてに「筆算」が加わり、改めて小数のかけ算の筆算スキルを身につけよう!と設定されていきました。子どもたちは既習内容との関係が分かり、今日のめあてにも納得できましたので、さらに実力を高めようとやる気が湧いてきた様子!

改めて教科書や電子黒板を見て、整数の計算と小数の計算の「倍」の考え方は同じであることを確認。子どもたちから「整数と小数のかけ算のやり方は同じだ!使える!」の声があがり、すかさず先生が「その表現いいね!じゃ、黒板に書いておくね!『使える』ってね」と。子どもたちの思いを大事にしている姿、お見事!子どもたちの意欲もますます高まっていきました。

では、問題を解いてみよう!ということで教科書の演習問題にチャレンジ!すると堰を切ったかのように、子どもたちが先生の元に駆け寄り確認をしてもらうアクティブな姿が!

分かったことを使ってみたい!出来るようになったことを先生に伝えたい!という姿をたくさん見ることができました。1問解いたら先生の元へ!確認してもらったら次の問題へ!と。次の問題を解こうと自席に走っていく姿、座ることも忘れて夢中になって問題を解く姿...。

先生の前には大渋滞が発生してしまいました!

その後、今日の学習の定着に向けて計算ドリルにチャレンジしていくとのこと。今日も子どもたちと先生が一体となって、上昇気流に乗っかった授業を見ることができて嬉しかったです。特に算数科は力を積み上げていくことが大切ですから、これからも一人ひとり、一つひとつを大切に学習を進めて参りましょう。

5年生、和の鉄人から鯛めしを学ぶ!

山口県産の神経締めされた天然真鯛!ホンモノでございます。1月22日(月)の5年生家庭科「和食を学ぼう!」ということで「鯛めし」づくりにチャレンジしました。講師は、田町平安の鈴木先生と松本先生にお越しいただきました。

まずはホンモノの天然真鯛に子どもたちは興味津々。鋭い観察眼を発揮し、水族館で泳いでいる魚と比較して、迫力ある面構え、鎧のような堅い鱗などをじっくりと眺めていました。そしてどこからか「うまそう!」とも...。

続いて、鈴木先生が三枚おろしの技を披露。バキッと硬い骨を切る出刃包丁、手前にすーっと引いただけで切り身にする柳刃包丁、迷いのない仕事を見て、すごい!かっこいい!を連発していました。無言で仕事をしていた鈴木先生、突然子どもたちの前に鯛の顔を差し出して、目玉をぐりっと押し出すというサプライズ。子どもたちは当然うわー!ってなったのですが、この目玉も美味しい!魚は捨てるところがないんだよ!命をいただいているんだよ!とさりげなくご教示くださいました。

それでは味見を!ということでお刺身を実食。旨い!何が?食感!味!香り!そしてこの表情でございます。天然ってこういうことか...と、若いのに大したものです。

続いて切り身体験。子どもたちに実際に包丁を持たせてくださいました。手前に引いてごらん!の指示通りに包丁を動かしてみると、あれ?もう切れた!なんで?といった反応。プロの道具の凄さを体感することができました。中には、ストレスのない包丁の切れ味の余韻に浸って、しばし呆然とする様子も...。

身を切り取った頭や骨をアラって言うんだけど、ここも大切に使うよ。今日はアラを火で炙って香ばしくして出汁に加えよう!ということで、網に乗せてアラ炙りへ。この香ばしさがたまりません。伝わりましたでしょうか?

加えるお出汁の準備。今日は昆布と一緒に薄口醤油・酒・みりん・塩、最低限でやるよ。鯛から美味しい出汁が出るからね!ということで、味の決め手になることを察した子どもたち、妙に慎重に慎重に...。

それでは!ということで、鍋にお米・昆布・アラ・お出汁の順に入れて準備完了。でも「火にかけて沸騰したら弱火にして10分炊いて、20秒ほど強火にしてから、火を止めて10分蒸らすよ!」という指示に子どもたちは緊張。1秒単位の繊細さ、それがプロの仕事を実感した様子でした。

なので、子どもたちの目線は鍋と火加減に釘付け。

そんな子どもたちの緊張を感じてか、鈴木先生は子どもたちを呼び寄せて、生わかめの美味しさをレクチャーしてくださいました。生のわかめをお湯に入れると鮮やかな緑色になってまるでマジックを見ているかのよう。それを食べてみたらとろっとろというよりもシャキシャキとしていて、ホンモノのわかめってこんな食感なんだ!を実感。全身を使って美味しさを表現!

そうしている間に約束の時間へ。ふたを開けて、まずはアラを取り出して、ほぐして、それを混ぜ込んでいきましょう!との指示の下、いの一番にふたを開けたのはなんと養護教諭。一気に広がった鯛めしの香りを余すところなくご堪能、それでこの表情でございます。じつに分かりやすいですね!そしてここからはスピード勝負。早く食べタイ!たくさん食べタイ!おめでタイ!と言いながら最後の仕事を積極的に進めていく子どもたちでございました。

完成した鯛めしがこちら!三つ葉を乗せるあたり、プロの仕事でございます。いただきまーす!で一口食べた時の子どもたちは当然の如く笑顔笑顔でございました。美味しい!旨い!味が濃い!これがホンモノの鯛めしか!と言いながらお腹も心も満たされたご様子でした。

各班のリーダーのまとめの言葉。「週の初めのお忙しい中ありがとうございました」「魚嫌いだったけど魚料理をつくれてよかったです」「魚を切れてよかったです」「料理がもっと好きになりました」「この味を忘れません」「生きててよかったです」「班の仲間と楽しくできたのもよかったです」等々。

お友達の真似をしないで、自分の思いを自分の言葉で話す姿は5年生の魅力ですね。鈴木先生への質問から、美味しいところは、お腹・かま・ほっぺとのこと。でも校長曰く、目玉の周りなんだそうです?!

魚が苦手と言っていた子どもたちも美味しい!を連発していて不思議ですね。ホンモノを使い、その道のプロに教わるホンモノの調理実習、大成功でございました。鈴木先生曰く「お店で出しても大丈夫な出来栄えに仕上がりました」とのこと。そして担任の先生が「みんなこの味よ!ホンモノの鯛めしの味、忘れないでね。そして食べるということは命をいただくということ。だからちゃんと調理できる人、食べる人になっていきましょうね!」に子どもたちは「はーい!」と答えていました。ご家族の皆さん、目と舌の肥えたお子さまにしてしまいました。申し訳ございません...。

食の大切さ、和食のパワーをご教示いただいたお二人の先生に改めて感謝申し上げます。いずれこの中から和の鉄人が生まれるかも知れませんね!

6年生、「自分たちの地域をまずは自分たちがよく知る!」

1月22日(月)、新しい一週間がスタート。昨日は土砂災害警戒情報が発表されてヒヤリとしましたが、本校に被害はなく穏やかな朝を迎えました。今週も健康第一で過ごして参りましょう!

さて、本日は6年生の総合的な学習の時間にお邪魔しました。これまでもお伝えしてきましたが、6年生は「長倉小の七不思議」を大テーマに探究活動を展開。本校のルーツが石炭・炭鉱にあることに気付き、当時の様子を理解するために映画「フラガール」を視聴し、「もっと知りたいこと・調べたいこと」を見出し、6グループに分かれて探究してきました。

そして新たなテーマ「自分たちの地域を自分たちがよく知る!」のもと、今日は6班に分かれて、探究の成果を学級内でいったん発表し合おう!となりました。

こちら、常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)班。ホームページや文献を手掛かりにして、誕生から現在までの歴史を詳しく調べて年表にまとめました。「WaiWai OHANAはその時に出来たのか?」「金風呂ってなんだ?」といった感想も聞こえていましたね。素晴らしい年表でした。さらに、だれが何のために建設したのか?毎年のように施設をリニューアルしてきたのはなぜか?ということも主張できると炭鉱とのかかわりが色濃く見えてくるかも...。

こちらは温泉班。地図を活用して旅館の位置や旅館の料理の特色をグルメレビューサイトの数値も使って紹介しました。また温泉の効能について、手持ち資料まで準備してくれて「分かりやすいね!」の声が聞こえてきました。温泉と炭鉱との関係や他の温泉地との比較を入れると、いっそういわき湯本温泉の特徴が見えてくるのではないでしょうか...。

こちらはエネルギー班。プレゼンソフトを活用して探究したことを丁寧に発表していました。エネルギーの種類やこれからのエネルギーについて、小学校の学習の域を超えた内容も扱っていましたね。炭鉱で栄えたこの地域はエネルギーの出発点だったわけですね。地球環境問題にも触れていたところもよかったのですが、もう少し私たちの生活と結びつけて、どんな社会にしていきたいかを主張して欲しかったです。そこまで考えられる!と感じました。

こちらはフラダンス班。先日、ホンモノのフラガール2代目リーダー舟木先生に学びましたね。今日は、教える側でチャレンジしていました。説明の言葉の一つひとつが的確!相当自主練に取り組んできたようですね。6年生は映画を視聴したので、どうしてこの地でフラダンスを?の答えは分かっていると思うのですが、他の人に披露する時には、ぜひその理由や舟木先生にご教示いただいたフラガールの使命も伝えていただきたいと思います。

こちらはいわき観光班。市内の観光スポットをみんなに知ってもらいたい!と、カルタを作成したとのこと。観光スポットの説明文が読み上げられると、参加者は「見っけた!」「あった!」と声を出して盛り上がっていましたね。ねらい通り!あまりにも白熱しすぎて転んじゃったりして...。復習として、大きないわき市の地図を準備して、それはここにあるよ!バスだと何分くらいで行けるよ!といった解説をすると距離感も分かって、より理解が進むのではないでしょうか..。

もう一つ、方言班です。「それも方言げ?」ってその話し言葉も方言が入っています。盛り上がっている中、敢えて「おめーら、うっつぁしーがんな!」って言ってみたら、子どもたち「...」という反応でした。「がおっちまー」って感じです。なぜ方言に目を付けたのかな?方言ってどんなイメージ?いわきの方言って...なんて主張も入れてみてはいかがでしょうか...。

今日は、それぞれの班の発表を見聞き・体験してみて、思ったこと・感じたことを付箋紙に書いたところで終了となりました。次の時間は、いただいた御意見を参考にしてよりよい発表へと改善させていくとのことです。何のための発表なのか?誰に向けた発表なのか?を意識して、ぜひぜひ発展させていってください。改めての発表を楽しみにしております!

「身近な地域のことを知れば愛着が芽生え、ふるさと愛が育っていくことでしょう。いずれどこかの地域で暮らした時でも、長倉って...、湯本って...、いわきって...と堂々と語っていただきたい!」とは担任の先生の願い。その願いを子どもたちはしっかり受け止めているから、こんなに熱心に探究活動にチャレンジしているのでしょう。今日も素敵な授業に出会うことが出来ました、感謝!