出来事
多様な感じ方・考え方をもとに道徳的な価値を追求しています
1年生の道徳の授業を参観しました。
学校の裏庭でガラスを割ってしまった男子3人組。やってしまったことをすぐに報告に行った雄一。その間に別のガラスを割ったにもかかわらず本当のことを言い出せずにいる健二。つじつまを合わせ,やってしまったことを上手に逃れようとする大輔。
それぞれの生徒がとった行動に焦点を当てながら,誠実に行動することの難しさに迫る道徳の授業でした。
電子黒板に,それぞれの行動とそのときの思いを整理しながら考えを深めていきます。
他人事でなく自分のこととして教材に向き合い,考え,議論する生徒たち。
本校では,今求められている「道徳の授業」を実践的に追求しています。
作者が紡いだ言葉から情景を思い描き,読みを追究する国語の授業
1年国語 萩原朔太郎作『竹』の単元で研究授業を行いました。『竹』とうい詩から伝わる情景を思い描きながら音読することを課題として授業が進んでいきます。
一連目と二連目を対比させながら,作者の竹の描写について具体的なイメージを出し合っていきます。
生徒にとって,地上に生えてきた竹のイメージは持てても,地中に生えている竹の根のイメージは持ちにくいようです。そこで,授業者は,電子黒板を用いて,竹のイラストを提示しました。
二連目では,雄々しく猛々しく地上に生えている竹。一方,一連目では,暗い地中に弱々しく繊細に根を這わせていく竹の根。
そうした対比をいかに音読で表現するか。生徒たちは,それぞれ考えたイメージをグループで擦り合わせて,表現に工夫を加えていこうとしました。
作者が紡いだ言葉から情景を思い描き,読みを追究する生徒たちの姿が見てとれました。
音の伝わり方を科学的にひも解く理科の授業
12月2日(水)1校時に1年理科「音の世界」の単元で,研究授業を開催しました。導入時にアーティスティックスイミングの映像を視聴して,水中でも音が聞こえていることを確認した生徒たち。
次に,「おんさ(音叉)」を鳴らして水面に近づけていくと水面が振動していく様子をスーパースローの映像で視聴した生徒たちは興味津々の様子。
ここで,先生から次のような実験が提案されます。
(1)「おんさ」を並べ一方を鳴らす。
(2)「おんさ」と「おんさ」の間に板を立てて一方を鳴らす。
(3)一方の「おんさ」を何も入っていない水槽で全面を覆って,もう一方の「おんさ」を鳴らす。
打って鳴らした「おんさ」のほうは,数秒後に手で音を止めます。もう一方の「おんさ」は鳴るか,鳴らないか。さあ,どうなるかな…。生徒たちは実験の前に予想を立てます。
(2)と(3)の予想は意見が分かれました。また,その予想の根拠を示した生徒もいました。そして,いざ実験。
(1)の場合,もう一方の「おんさ」が,明確に鳴りました。
(2)の場合,もう一方の「おんさ」が,かすかに鳴りました。
(3)の場合,もう一方の「おんさ」が鳴ったか鳴っていないか判別できないくらいでした。
じゃあ,どうして,そのような実験結果になったのか。音が振動として伝わることに着目して考察を深めていきました。次時は,音の伝わる速さ・音の大きさと高さを追究していきます。楽しみですね。
特殊詐欺に注意!
12月2日(水)に草野地区防犯協会からの犯罪抑止啓発資材を草野公民館長様が届けにいらっしゃってくださいました。犯罪抑止啓発資材には,パトカーや白バイをモチーフにしたイラスト入りの救急絆創膏が入っています。これを全校生徒にいただきました。
近年,高齢者の方を狙ったオレオレ詐欺などの「特殊詐欺」が後を絶ちません。草野地区は3世代同居家庭が多いので,小中学生がこの啓発資材を用いて「特殊詐欺」の話題を出せば,おじいさんやおばあさんも,より注意深くなるのではないかと思います。
家庭でも,ぜひ話題にしながら犯罪を抑止できるよう注意喚起していきましょう。
電子黒板を用いて数学的な見方や考え方を追究した授業
12月1日(火)2校時に1年数学「平面図形」の単元で,研究授業を開催しました。前時までに学習した基本的な作図の仕方を電子黒板で振り返ったのち,次のような課題が出されました。『75°の角を作図する方法を考え,説明しよう。』
まずは,個人で作図する方法を考えていきます。すぐに,ひらめいて作図し始まる生徒もいます。なかなか思いつかず,思考と作業が停滞する生徒もいます。そんな生徒には,ひらめきのポイントを先生がさり気なく助言していきます。
作図の仕方は1つではありません。何通りか作図できた生徒もいます。そして大事なのが,その根拠を説明できること。
今度は,グループごとに個人で考えた作図の仕方を説明していきます。様々な考え方や作図の仕方を学級全体でも共有していきます。
ICTを活用して視覚的にわかりやすく授業を進め,数学的な見方や考え方を追究した授業でした。生徒たちは,数学的なひらめきに加え,根拠を示しながら説明することの大切さと難しさを実感していたようです。
大願が成就しますように
12月1日(火)3年生は学力テストに取り組んでいる最中です。
そのような3年生を応援するため,PTA役員の方々と一緒に地元の地蔵尊で合格祈願をしてきました。
新型コロナウイルス感染症対策として,参拝者数は減らしましたが,込めた想いは例年と変わりはありません。
頑張れ!3年生。頑張れ!受験生。
三者懇談が終了しました
11月24日(火)から27日(金)及び30日(月)にかけて全学年とも三者懇談を実施しました。1・2年生は『事前カルテ』をもとに学習・生活の両面から伸びている点や改善点を確認できたと思います。3年生は直近の進路について具体的な話合いがなされました。明日12月1日に実施する学力テストに向けて家庭での学習に取り組んでいることでしょう。体調を整えて実力が出せるようにしてほしいものです。
保護者の皆さん。寒い中、来校いただき、ありがとうございました。
三者懇談に向けた『事前カルテ』の提出を
11月24日(火)から27日(金)及び30日(月)にかけて全学年とも三者懇談を実施します。近い将来の進路の見通しを立てたり,中学校生活を充実させたりするための大切な相談の機会になります。
家庭での生活の様子や学習習慣などについても事前に把握し相談に役立てるため,お子さんを通じて『事前カルテ』をお配りしましたので,必要事項を記入の上,懇談前日までに学級担任へ提出をお願いします。
Let’s enjoy English ですね。
11月17日(火)2年英語の研究授業を行いました。
本校のALTであるジェシカ先生が日本やいわき市でしたいことをビデオレターとして寄せてくださいました。「既習事項のwhenや助動詞を活用して情報を提供してあげましょう。」
生徒たちには,そんなミッションが与えられました。
ジェシカ先生がやりたいことは10個ありました。例を挙げると……
I want to eat sweets in Iwaki.
生徒たちは,自らの経験や知識をもとに,いわきの美味しいスイーツやいわき銘菓を紹介しようと既習事項を活用して文を構成していきます。
I want to go to the museum.
ある生徒は,この要望に対して,いわき石炭化石館「ほるる」を紹介しようと考えを巡らせて,その魅力を英語で伝えようとしていきます。
このように生徒に使用場面をイメージさせ,英語を用いて伝えることの有用性を実感させる授業が展開されました。
個人で考えた紹介文をグループや全体でも共有しながら楽しい英語の授業はアッという間に終了しました。
Let’s enjoy Englishですね。
桜だ!ファミリア
11月16日(月)午後に1年生が,「いわき万本桜プロジェクト事業」の一環として,桜の苗木の植樹を行いました。プロジェクト代表の志賀さんから植樹の注意点をうかがったのち,班に分かれて約2時間半の作業に汗を流しました。
植樹を終えた桜の苗木には,班員の名前を書き込んだプレートをかけました。ある班は,そのプレートに「桜だ!ファミリア」と命名していました。未完の世界遺産として有名なスペインの教会「サグラダ・ファミリア」をもじって命名したようです。
『神は完成を急いでいない』まさに「いわき万本桜プロジェクト事業」も遠い未来に思いをはせた壮大な夢ですね。