こんなことがありました。

出来事

3年社会科 研究授業

10月11日(金)に、3年3組で社会科の研究授業が行われました。本時の題材は「人権と共生社会」。その中でも、今回は「ジェンダー平等」の実現に向けて考えを深めていきます。

 授業の導入場面では、SDGsの17の目標について触れ、日本はどの項目がどのくらい達成されているかについて考えました。

その項目の中で、「ジェンダー平等」の達成率が低いことに気付き、実際身の周りの「性差による影響」「男女平等」はどうなっているかをそれぞれが考えた後、周囲の生徒と考えを共有し、深めていきます。

「そういえば、日本では女性総理大臣ってまだいないよね」「男らしい、とか女子力、とか言うよね」「男の人で育休って珍しいんでしょ」…

生徒達の話し合いで出る発想の鋭さには、いつも感心させられます。

日本の場合、昭和50年と比較すると、女性の離職率が大きく下がっていることがグラフから分かり、そこにどんな理由があるのかを教科書で確認します。

法律ってすごい力を持つものなのだということを理解しました。続いて、「みなさんが法を整備することができるとしたら、どのような法律を考えてジェンダー平等を実施していくか?」について、それぞれがタブレット端末を使って意見をまとめていき、全体で共有しました。いろんな意見が出ました。学校教育に携わる管理職としては、ドキッとさせられるようなものも…。

最後に、最近新しくできた制度や、いわき市での取り組みが紹介され、できることから行っていくことって大事なんだ、ということを実感して終わりました。大きく変化が見込めることって、その分すぐには実現できないですが、小さくてもできることから積み重ねていくことって大切だな、と思わせられる授業でした。終始意欲的な表情で授業に取り組む生徒達の姿もとても印象的でした。