センターの研修等

初任者研修〈授業研修③〉

 9月21日(木)いわき市総合教育センターにおいて、「初任者研修〈授業研修③〉」が実施されました。

 小中学校の初任者64名が参加し、特別の教科道徳、総合的な学習の時間、放射線等に関する授業、授業におけるICTの活用等について、講義・演習を行いました。

 

 実態として、道徳や総合的な学習の時間について、いまいち具体的なイメージがもてないと不安に感じている先生方が多い印象です。研修後の感想では、今回の研修を通して、「何をどのように考えさせればいいのか頭の中で整理することができた」「前向きな気持ちで授業に取り組める」という声が多くありました。

 道徳の授業と同様、研修も「その時間の中だけで完結」、「すべて理解できた」ということはありません。研修をきっかけとして、課題意識をもち、自分なりに思考し、判断し、表現していくことが大切です。目の前の子供たちと同様、主体的に学び続ける教師としての姿勢を大切にしたいものです。

教育課題改善講座①(ミドルリーダー養成研修)

 9月20日(水)、市総合教育センターにおいて「教育課題改善講座①」及び「ミドルリーダー養成研修」が行われました。まず、講義「カリキュラム・マネジメント概論」を総合教育センター指導主事が行いました。

 社会の変化等による様々な教育課題を改善するために、カリキュラム・マネジメントの考え方、そのために必要な教科横断的な視点、教育課程の評価と改善、人的・物的な体制の確保について、理解を深めました。

 次に講義・演習「カリキュラム・マネジメントの実際」を行いました。教頭職、ミドルリーダー等のそれぞれのステージの先生方が混在したグループを組みました。それぞれのグループは仮想の学校の同僚として「総合的な学習の時間」を軸とした単元配当表をもとに、教育内容を組織的に配列する演習を行いました。

 総合的な学習の時間で身につけさせたい資質・能力を踏まえ、各教科の各単元との関わりを捉え、必要によっては単元の配列を変えるなど、教科横断的な視点で、それぞれがアイディアを出し合いながら、効果的な教育課程の編成に向けた話し合いが行われました。

   

 

 研修後の感想では「様々な課題はあるが、職員同士のつながり、教材とのつながり、管理職とのつながりなどを関連付けるなど、マネジメントを意識することができた。」「学校経営ビジョンが『絵に描いた餅にならないように、自校の特色を把握し、自分たちの中から良くしていこうとすることが大切だということがわかった」という声がありました。

道徳教育推進教師研修

 8月31日(木)に、市総合教育センターにおいて、道徳教育推進教師研修が行われました。

 最初に、総合教育センター指導主事より、道徳教育の実施に向けて、道徳教育推進教師の役割や道徳科の授業の充実についての講義を行いました。

 次に、福島県教育庁義務教育課 指導主事 江花洋介先生より、「道徳科を要とする道徳教育の充実に向けて」と題して、講義や演習を行いました。道徳教育推進教師の仕事や道徳教育の推進方法、道徳の授業の進め方など、実例を用いてわかりやすく説明していただきました。多くのことを学ぶ機会となりました。今回の研修で学んだことを、各校の道徳教育の推進に役立てたいと思います。

ALT辞令交付式、研修会

 8月24日にALT研修会を行いました。

 本市には27名のALTが所属しており、市内の小学校、中学校の外国語の授業を支援しています。今年の夏には新しく8名のALTが着任しました。

 まず、新任の8名のALTが先輩ALTに挨拶をしました。明日から学校で子どもたちに会えるのを楽しみにしているようです。

 挨拶の後は辞令交付式を行いました。本市のALTは学校の夏休み期間に来日しています。来日した日から1年間の契約となるため、この日に辞令を交付しています。今日は総合教育センター所長が全員に辞令を手交しました。

 辞令交付式の後は、いわき市ならではの取組の一つである、1学期に行った小学生イングリッシュ・イマージョン・キャンプの振り返りを行いました。

 2学期の授業に向けた意見交換も行いました。より良い外国語の授業に向けて話し合いを深めていました。学校においては、ぜひALTを効果的に活用して、児童生徒の外国語教育の充実に努めていただければと思います。

プログラミング教育講座(応用)

 8月23日(水)、福島工業高等専門学校(以下、高専)にて「プログラミング教育講座(応用)」が行われました。

 講師の高専前情報処理センター長の島村浩先生からは、「近年の情報教育の流れ」や「micro:bitを活用したプログラミング教育」について講義・演習をしていただきました。

講座名には「応用」とありますが、演習においては研修者の作業状況を見ながら、一つ一つの作業を親切丁寧にわかりやすく教えていただきました。

 特に「プログラミングの意義は自分の考えたことが正しいかどうか検証すること」「頭の体操であり、試行錯誤することが大事」というお話がありました。

 「プログラミング教育」「応用」という言葉に高いハードルを感じていた先生方もいたようですが、「試行錯誤することの楽しさを実感した」「時間が足りないくらいだった」との声が聞かれました。