センターの研修等

経験者研修Ⅰ(小・中・幼稚園教諭、養護教諭)〈全体研修〉

 4月22日(月)に、経験者研修Ⅰ(小・中・幼稚園教諭、養護教諭)〈全体研修〉が実施されました。

 はじめに、総合教育センター所長から「教職5年教職員としての心構え」について講話がありました。経験者研修Ⅰを受講する教職員に求められる教員としての素養や専門性について、全体で確認しました。

  次に、いわき市教育委員会学校教育課管理主事から「教職員としての服務・勤務」について講義が行われました。服務義務を守ることが自分を守り、家族を守り、そして子供たちを守ることにつながるということを、事例を通して学ぶことができました。

 その後は小・中学校教諭、養護教諭、幼稚園教諭の各分科会に分かれて講義・演習が行われました。研修の進め方や授業づくり、保健室経営や学級経営について、演習を通して理解を深めることができました。 

 研修者の中には2校目、3校目を経験されている先生も多く、そうした経験や強みを生かした1年にしていただきたいと思います。

校長実務研修①

 4月17日(水)、学校管理運営の知識及び情報等の習得や問題解決能力に関する研修を行い、本市教育の推進を担う校長としての資質の向上を図ることを目的に、校長実務研修①を実施しました。

 はじめに、学校教育推進室長よりあいさつをいただきました。いわき市の教育に関する主な取組みをもとに教育施策に関わる貴重なお話をいただきました。

 次に、「いわき市の教育とその課題」として学校教育課長から講義を行いました。これまでの経験をもとにしたお話など、実務の参考になる貴重な時間となりました。

 続いて、学校教育課管理主事より「学校管理と1年間の実務の見通しについて」と題して講義がありました。1年間の業務について見通しをもつことができました。

 「学校予算面から見た現状 ~光熱費・施設設備費 他~」を学校支援課施設計画係長よりお話いただきました。予算の現状を把握して経営していく必要性を改めてとらえることができました。

 最後に、特別支援教育の組織的な支援の充実に向けてと題した講義を総合教育センター教育支援室長から行いました。

 今回の学びを学校経営にいかしていただければと思います。ご活躍を願っています。

教頭実務研修①

4月15日(月)、管理職としての職務を理解し、学校教育全般に対する具体的な方策をもって教職員をリードする力量を身に付けることを目的に、教頭実務研修①を実施しました。

はじめに、あいさつを教育部次長兼学校教育推進室長からいただきました。いわき市における教育に関する主な取組みなど、市全体に関わるお話をしていただきました。 

続いて、文書管理・管理全般について管理主事より講義を行いました。

続いて、指導関係についての講義を、学校教育課指導係長から行いました。

3つ目の講義は「特別支援教育について」です。いわき市総合教育センター教育支援室長より行いました。

最後に、総合教育センター研修事務について講義を行いました。

参加した教頭先生方、これからのご活躍を期待しています。

部活動指導者研修

 4月15日(月)、部活動指導者研修が行われました。

 いわき市教育委員会学校教育課指導主事より、今年度の部活動運営における指導上の留意点について講義がありました。児童生徒の健康面、先生方の健康面を考慮し、休養日を必ず設けることや、いわき市の部活動運営方針の確認などを行いました。

 続いて、「よりよいチームをつくるためのコーチング理論」と題して、オリンピック競技のアーティスティックスイミングチームのメンタルトレーナーなどを行っている、S"om代表 松下信武先生による講義を行いました。

 

 先生方の悩みや疑問点について、松下先生の豊富な知識と経験を基に、具体的で的確なアドバスを多くいただく研修となりました。プレッシャーを取り除くのではなく、プレッシャーを受け入れ、自分のできることに集中して取り組むことや、失敗から学ぶなど、多くのことを学びました。これからの部活動指導に役立てていきたいと思います。

初任者研修・新規採用養護教諭研修(一般研修①)

 令和6年度、いわき市内に配属された研修対象初任者64名(小学校50名・中学校14名)、及び、新規採用養護教諭4名(小学校2名、中学校2名)が当センター教職員研修室に集い、一日研修が実施されました。

 はじめに、当センター所長より、「初任者・新規採用者研修にあたって」の講話が行われました。

 次に、いわき市教育委員会学校教育課管理主事より、「教職員としての服務・勤務」の講義が行われました。

 午後は、いわき市立中学校主任主査より、「社会人としてのマナー」の講義がありました。

 次に、いわき市スクールカウンセラーより、「教職員のメンタルヘルス」の講義がありました。

 その後、初任者と新規採用養護教諭が別々の会場に分かれて研修を行いました。

【初任者】「教師としての子どもの見方・とらえ方」

【新規採用養護教諭】「保健管理の在り方」

 情報交換を適宜行い、初任者・新規採用養護教諭同士の交流も深めながら研修を進めました。

 初任者・新規採用養護教諭一人一人が指導力・人間力を高めながら、いわきの子どもたちのために持てる力を存分に発揮してくれることを願いつつ、今後もいわき市教育委員会一丸となってバックアップして参ります。

初任者研修〈授業研修④〉

 1月25日(木)初任者64名を対象とした初任者研修〈授業研修④〉が行われました。今年度最後の初任者研修のテーマは「教職2年次に向けての振り返り」でした。授業面について、1年間の研修の成果や課題について、自身のキャリアステージと照らし合わせながらの自己分析を行いました。

 研修者それぞれが、自分が成長した部分、解決すべき課題について自己を分析し、2年次へ向けての見通しについてグループで共有しました。

 また、今年度、初任者を指導していただいている指導教員の先生から、「1年間の研修を振り返って」の講義があり、ご自分が初任だった頃の経験談を交えながら、今後の成長に向けての自身の見取りの視点や心にとめておくべきことなどについてお話しいただきました。

 「学び続ける教師」として、2年次以降も自己を冷静に分析し、自分の強みと課題を意識しながら、子供たちのために、研究と修養に努めていってほしいと思います。

 

教職2年次研修〈教科等指導研修〉

 1月23日(火)に教職2年次研修〈教科等指導研修〉が行われました。午前は中学校の先生、午後は小学校の先生を対象に行いました。

はじめに、小グループに分かれて研修者が1年間かけて行ってきた「課題研究」の成果と課題についての発表・協議を行いました。小グループのメンバーは担当学年や教科が違いましたが、共通の課題があったり新たな視点が得られたりと、有意義な協議になりました。

  その後は、いわき市総合教育センター研修調査室室長による講義「基礎形成期の課題とその解決に向けて」が行われました。子どものウェルビーイングを高めるための教師の在り方について考えを深めることができました。自身の強みと課題を可視化・自覚化することで、次年度へ向けた目標を意識することができたようです。

教育研究発表会

1月19日(金)、いわき市総合教育センター、文化センター、体験型経済学習施設(エリム)を会場に、令和5年度教育研究発表会が行われました。

 

第一部では、各部会において調査研究委員による2年間の研究実践の発表や協議が行われました。昨年度の成果と課題を踏まえた、研究実践や事例研究について、資料を交えながらわかりやすい発表が行われ、参加者の感想からも充実した発表となっていました。

 

第二部では、「『学級集団を作る』~子どもの非認知能力を育成する教師のソーシャルスキル~」と題して、早稲田大学教育・総合科学学術院の河村茂雄教授による講演が行われました。これからの社会で必要とされる、非認知能力を育成するための学級集団作りについて、豊富な分析データや事例を交えながら、わかりやすくご講演いただきました。参加者からも「大変勉強になった」「学校で実践したい」など、有意義な時間となりました。いわき市の児童生徒のため、みんなで「わくわくする学級・学校」を目指していきましょう。

学校司書地区別研修会②

 1月16日(火)に赤井小学校ほか6つの小中学校を会場として、学校司書の地区別研修会を実施しました。

 各地区の学校司書が、学校図書館の活性化、読書支援、学習支援に向けての有効な取組について、情報交換や演習などを行いながら、知識やスキルの向上を図りました。

 卒業式に向けて、学校図書館から卒業する児童生徒への贈り物について、それぞれの学校司書がアイディアを出し合っていました。

 

 廃段ボールを使ってのブックスタンドづくりの様子です。学校図書館の中にも、SDGsの取組が見られます。 

 学校図書館としてできる様々な支援について、資料を持ち寄って、日頃の実践をして共有しています。

 学校司書は、2回の地区別研修会を含め、研修会を年間10回実施し、各学校の読書支援、学習支援、先生方への授業支援に向けて取り組んでいます。ぜひ、今後とも多くの学校でご活用いただければと思います。

プログラミング教育研修(基礎)

 1月15日(月)~1月17日(水)の3日間、小学校の先生方(各学校1名悉皆)を対象に、プログラミング教育研修が行われました。

 前半は市教委学校教育課の指導主事が「小学校理科におけるプログラミング教育」について、プログラミング教材「microbit」を活用して講義・演習を行いました。はじめて教材を操作する先生方も多く、文字通り基礎からじっくり取り組むことができました。

  後半は総合教育センター指導主事がプログラミング教材「スクラッチ」を使用して研修を行いました。教材で正多角形をかく活動をとおして、算数科の授業での活用方法について考えました。

 2つの活動から「なぜプログラミング教育が必要なのかについて理解を深めることができた」「まずは教師自身が操作してみることが大切だということがわかった」という感想が寄せられました。「microbit」「スクラッチ」を活用したプログラミング教育は各学校でも実施可能ですので、ぜひ挑戦していただきたいです。

特別支援学級等新任担当教員研修③

 12月26日(火)に特別支援学級等新任担当教員研修③を実施しました。小学校40名、中学校10名の計50名の先生方が研修に参加しました。今回が特別支援学級等新任担当教員研修の最終回でした。

 まず、教育支援室長が特別支援学級の「教育課程の全体像」「自立活動、個別の計画」「全体計画の見直し」について、講義・演習を行いました。

 個別に考える時間やペアでの協議の時間を確保しながら進めました。

 午前中の後半には、特別支援教育アドバイザーが教育課程の具体例を提示しながら、編成するうえでの留意点について講義を行いました。

 グループで他校の教育課程を見る時間もあり、充実した協議となりました。

 午後の研修では「教育課程編成の実際」というテーマで、主にプロトコール※を活用した「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」の作成の仕方や留意点について、特別支援教育アドバイザーより講義がありました。

※いわき市内全体で一つの共通した指導の観点として「自立活動」の項目をいわき市の実態に合わせて追加した項目を入れたもの。

 研修者の先生方からは「教育課程編成の進め方や個別の指導計画についても具体的に説明していただきわかりやすかった」「支援員とよく話し合って共通理解のもと、児童生徒の支援を続けたい」「プロトコールをもっと活用したい」という感想がありました。

 3学期、そして次年度からの子どもたちの指導・支援に生かせる研修になりました。

授業力向上講座Ⅲ〈中学校:数学〉

 12月15日(金)に、中央台南中学校を会場に、授業力向上講座Ⅲを実施しました。

 「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」をテーマに、筑波大学附属中学校の石黒友一先生を講師として招聘し、1年生の「平面図形」の授業を行っていただいたり、授業後に授業についての協議や授業の在り方についての講義をいただいたりしました。

 研修者からは「生徒に揺さぶりをかけるような教師側の発言とその意識が印象に残った」「生活場面を生かした学習内容にするためには自分の教材観をアップデートする必要があると感じた」といった、自分を振り返り授業改善に向けた意欲の高まりがうかがえる感想が多く見られました。

 市内の子どもたちのために、授業観のアップデートをする大切さを石黒先生から学ぶことができたと思います。

保幼小連携講座

 11月8日(水)、福島大学の宗形潤子先生を講師として招き、「小学校への円滑な接続や保幼小連携の在り方」と題して、保幼小連携講座が実施されました。保育園・幼稚園・小学校・中学校教員31名が参加して行われました。

 はじめに、幼児教育と学校教育に関して、相互理解を図りました。各校種の先生方同士がお互いを知り、共に子どもについて考えることの重要性について、具体的にお話いただきました。また、今、全国で進められている『幼保小の架け橋プログラム』についての理解を深めました。

 次に、架け橋プログラムに基づく演習が行われました。各校種の意見が交流しやすいように構成された4~5名のグループごとに、「主体性」「困り感」等のテーマで語り合いました。テーマごとに設定された問いに対する解決策を求めて、各校種の先生方が現場での実践をもとに意見を出し合いました。

 

 講師の宗形先生も、グループワークに積極的に関わり、校種をつなぎながらよりよくまとめられるように助言してくださいました。

 その後、意見を模造紙にまとめ、グループごとに発表していきました。

 具体的な子どもの姿に基づいて、関わる先生方が共通して大事にしたことを確認することが、関わりや眼差しを揃えることにつながり、子どもにとって適切な経験を積み上げることに結びつくというお話を、研修のまとめとして宗像先生からいただきました。小1プロブレム解決へのヒントをたくさんいただけた研修となりました。

道徳科授業実践講座

10月3日(火)に専門研修「道徳科授業実践講座」が行われました。

福島大学附属中学校から講師の先生をお呼びして、今までの道徳科の授業実践例を映像等を交えてわかりやすく説明していただきました。また、受講者同士で話し合う場面も多く、大変勉強になりました。

後半は、道徳科の授業についての協議を行いました。設定されたクラスで、内容項目「正直、誠実」について、略式的な指導案作りを行いました。時間が足りないくらい積極的に協議する姿が見られました。

今回の研修で学んだことを各学校で活かしていただきたいと思います。

初任者研修・新規採用養護教諭研修・新規採用学校栄養職員研修〈特別支援学校参観〉

 10月26日(木)に初任者研修・新規採用養護教諭研修・新規採用学校栄養職員研修〈特別支援学校参観〉が平支援学校、いわき支援学校の2会場で行われました。

 平支援学校では、齋藤教頭先生から「特別支援学校の概要ならびに現状と課題」について講義をいただきました。その後、初任者は児童生徒の授業の様子を参観させていただきました。養護教諭は保健室を見学しながら特別支援学校の保健室業務についてお話を伺いました。

 いわき支援学校では、児童生徒の授業の様子を参観させていただいた後、菅野教頭先生から講話「特別支援学校の概要説明」、中学部特別支援教育コーディネーターの古川先生から講話「特別支援教育の視点を生かした学級経営」でお話をいただきました。

 研修者からは、「すべての教職員が、特別支援教育についての知識をもっていることが必要であると感じた」「子どもたちの一生のうちの貴重な時間を一緒に過ごせることに感謝して教育活動を行いたい」(平支援学校)、「細やかな対応や子どもの小さな変化に気づける目配りがとても勉強になった」「どのような困難があるかの見取り方と、その克服のために教師がどのようなアプローチをしているのかを間近で見ることができた」(いわき支援学校)などの感想があり、特別支援教育についての理解を深めることができました。 

 

 

 

 

学校司書研修地区別研修会

 10月24日(火)、学校司書研修地区別研修会が7地区で開催されました。

 各地区でテーマを設定し、そのテーマについて自主的に研修を行いました。

 豊間小学校での研修の様子です。研修テーマは「ベテランの先輩から技を学ぼう」です。図書の廃棄の仕方について先輩のやり方を学び、パソコンを操作して確認しました。

 続いて小川小学校での研修の様子です。研修テーマは「実践で使えることをみんなで教え合う」です。子どもたちに本に関心をもってもらうためのポップ作りなどを行いました。

 どの地区も活発な研修が行われました。研修で共有したものを学校司書さんが学校に持ち帰り、それぞれの学校図書館の取組みがいっそう活性化していくことでしょう。

放射線・防災教育研修

 10月24日(火)、25日(水)に、放射線・防災教育研修を行いました。

 24日(火)は、小学校の先生を対象に、福島県教育庁義務教育課指導主事を講師として、放射線教育について研修を深めました。震災当初の放射線教育と12年たった今の放射線教育は同じでいいのだろうか。知識伝達型の授業でいいのだろうか。放射線について子どもたちが探究的に学習するためにはどのようにしたらいいのだろうかなど、たくさんの視点を得ることができた研修になりました。

 25日(水)は、中学校の先生を対象に、いわき震災伝承みらい館、豊間中学校を会場として、防災教育について研修を深めました。みらい館では、震災の語り部から、震災当時の話を聞きました。震災から12年過ぎ、震災の記憶がない生徒に対して、震災の記憶は語り継いでいかなければならないと再確認した様子がうかがえました。後半は豊間中学校の防災教育について触れました。小中、幼稚園などと一緒に避難訓練をしたり、総合的な学習の時間で防災について学習をしたり、豊間ならではの教育をしていることに触れました。

 いわき市だからこそ、大切にしたい研修の一つです。

新規採用栄養職員研修〈調理場研修②〉

 10月18日(水)に、平南部共同調理場を会場として新規採用栄養職員研修〈調理場研修②〉を行いました。

 研修では、実際に調理場に入り、調理の工程を確認したり、機器の取り扱いの様子を見学したりしました。後半は、先輩栄養教諭から「学校栄養職員の職務上の諸問題」と題して、ご講義いただきました。

 新規採用栄養職員の感想には、調理員との関係作りが大切だと再確認したと書かれており、この研修を通して、給食を作る上で欠かせない、調理員とのコミュニケーションの大切さに触れることができたようです。

不登校対策講座(後期)

 10月6日(金)に文化センター大ホールにて不登校対策講座(後期)を実施しました。講師は前期に引き続きFR教育臨床研究所所長の花輪敏男先生です。

 後期は、前期で身につけた理論をもとに、架空の事例を用いた演習を行いました。どのような内容を確認していくと、不登校児童生徒の思いや願いを引き出すことができるのか、研修者は質問内容を吟味し、演習を行いました。

 研修者からは、「自分の学級やこれまで出会った児童の姿に重ねて演習をすることができてよかった」「情報を集めると何が真の問題点であるか導き出すことができた」などの感想があげられました。

 目の前の子どもたちにできることは何かと、心に火をつけられるような研修でした。

授業力向上講座Ⅱ(実践)(小中:体育・保健体育)

 9月27日(水)いわき市総合体育館において、「授業力向上講座Ⅱ(実践)(小中:体育・保健体育)」が実施されました。講師は、福島大学トラッククラブの菊田明博コーチです。

 今年度の講座では、『「コーディネーショントレーニング」を取り入れた授業』について学びました。

 はじめに、コーディネーショントレーニングの理論について講義がありました。コーディネーショントレーニングとは、状況に合わせて体の動きや力の加減を調節するコーディネーション能力を高める運動です。その能力は、リズム能力やバランス能力など、大きく7つの能力に分類されるというのが一般的な考え方です。コーディネーション能力が高いということは運動神経が良いということであり、運動神経とは、目や耳からの情報を脳が処理して体の各部に指令を出す神経回路のことを指します。

 それらの能力を、演習・実技をとおして楽しく身につけていきました。

 演習・実技の冒頭で「できないことがおもしろい」という言葉を菊田先生からいただき、受講者は、失敗をおそれずに安心して取り組むことができました。授業などで用いる際にも、指導者と子どもがつくるこのような雰囲気はとても大切です。

 コーディネーショントレーニング自体を楽しみ、継続実施によりコーディネーション能力が高まることで、できる喜びが感得でき、運動が好きの子どもが増えることにつながります。「運動身体づくりプログラムに取り入れたい」「準備運動や部活動で取り入れたい」という声が数多く聞かれた講座でした。

初任者研修〈授業研修③〉

 9月21日(木)いわき市総合教育センターにおいて、「初任者研修〈授業研修③〉」が実施されました。

 小中学校の初任者64名が参加し、特別の教科道徳、総合的な学習の時間、放射線等に関する授業、授業におけるICTの活用等について、講義・演習を行いました。

 

 実態として、道徳や総合的な学習の時間について、いまいち具体的なイメージがもてないと不安に感じている先生方が多い印象です。研修後の感想では、今回の研修を通して、「何をどのように考えさせればいいのか頭の中で整理することができた」「前向きな気持ちで授業に取り組める」という声が多くありました。

 道徳の授業と同様、研修も「その時間の中だけで完結」、「すべて理解できた」ということはありません。研修をきっかけとして、課題意識をもち、自分なりに思考し、判断し、表現していくことが大切です。目の前の子供たちと同様、主体的に学び続ける教師としての姿勢を大切にしたいものです。

教育課題改善講座①(ミドルリーダー養成研修)

 9月20日(水)、市総合教育センターにおいて「教育課題改善講座①」及び「ミドルリーダー養成研修」が行われました。まず、講義「カリキュラム・マネジメント概論」を総合教育センター指導主事が行いました。

 社会の変化等による様々な教育課題を改善するために、カリキュラム・マネジメントの考え方、そのために必要な教科横断的な視点、教育課程の評価と改善、人的・物的な体制の確保について、理解を深めました。

 次に講義・演習「カリキュラム・マネジメントの実際」を行いました。教頭職、ミドルリーダー等のそれぞれのステージの先生方が混在したグループを組みました。それぞれのグループは仮想の学校の同僚として「総合的な学習の時間」を軸とした単元配当表をもとに、教育内容を組織的に配列する演習を行いました。

 総合的な学習の時間で身につけさせたい資質・能力を踏まえ、各教科の各単元との関わりを捉え、必要によっては単元の配列を変えるなど、教科横断的な視点で、それぞれがアイディアを出し合いながら、効果的な教育課程の編成に向けた話し合いが行われました。

   

 

 研修後の感想では「様々な課題はあるが、職員同士のつながり、教材とのつながり、管理職とのつながりなどを関連付けるなど、マネジメントを意識することができた。」「学校経営ビジョンが『絵に描いた餅にならないように、自校の特色を把握し、自分たちの中から良くしていこうとすることが大切だということがわかった」という声がありました。

道徳教育推進教師研修

 8月31日(木)に、市総合教育センターにおいて、道徳教育推進教師研修が行われました。

 最初に、総合教育センター指導主事より、道徳教育の実施に向けて、道徳教育推進教師の役割や道徳科の授業の充実についての講義を行いました。

 次に、福島県教育庁義務教育課 指導主事 江花洋介先生より、「道徳科を要とする道徳教育の充実に向けて」と題して、講義や演習を行いました。道徳教育推進教師の仕事や道徳教育の推進方法、道徳の授業の進め方など、実例を用いてわかりやすく説明していただきました。多くのことを学ぶ機会となりました。今回の研修で学んだことを、各校の道徳教育の推進に役立てたいと思います。

ALT辞令交付式、研修会

 8月24日にALT研修会を行いました。

 本市には27名のALTが所属しており、市内の小学校、中学校の外国語の授業を支援しています。今年の夏には新しく8名のALTが着任しました。

 まず、新任の8名のALTが先輩ALTに挨拶をしました。明日から学校で子どもたちに会えるのを楽しみにしているようです。

 挨拶の後は辞令交付式を行いました。本市のALTは学校の夏休み期間に来日しています。来日した日から1年間の契約となるため、この日に辞令を交付しています。今日は総合教育センター所長が全員に辞令を手交しました。

 辞令交付式の後は、いわき市ならではの取組の一つである、1学期に行った小学生イングリッシュ・イマージョン・キャンプの振り返りを行いました。

 2学期の授業に向けた意見交換も行いました。より良い外国語の授業に向けて話し合いを深めていました。学校においては、ぜひALTを効果的に活用して、児童生徒の外国語教育の充実に努めていただければと思います。

プログラミング教育講座(応用)

 8月23日(水)、福島工業高等専門学校(以下、高専)にて「プログラミング教育講座(応用)」が行われました。

 講師の高専前情報処理センター長の島村浩先生からは、「近年の情報教育の流れ」や「micro:bitを活用したプログラミング教育」について講義・演習をしていただきました。

講座名には「応用」とありますが、演習においては研修者の作業状況を見ながら、一つ一つの作業を親切丁寧にわかりやすく教えていただきました。

 特に「プログラミングの意義は自分の考えたことが正しいかどうか検証すること」「頭の体操であり、試行錯誤することが大事」というお話がありました。

 「プログラミング教育」「応用」という言葉に高いハードルを感じていた先生方もいたようですが、「試行錯誤することの楽しさを実感した」「時間が足りないくらいだった」との声が聞かれました。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校:外国語)

 8月22日(火)に授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校:外国語)を行いました。

 午前中に行われた授業力向上講座Ⅰでは、学校教育課指導主事が講義・演習を行いました。学習指導要領等における外国語活動・外国語科のポイント、評価、ICTの活用、ALTとのTT、小中連携など盛りだくさんの研修となりました。ペアでのシェアリングの時間を多く確保しながら講義・演習を進めていたので、それぞれの研修者が意欲的に学びを深めていました。

 講師からも紹介がありましたが、「いわき市小学校外国語科・外国語活動Roomをリニューアルしました!」ので各学校で効果的に活用をお願いします。教職員PCの「教育委員会配布用→★いわき市小学校外国語科・外国語活動Room」に格納されています。

 

 午後は授業力向上講座Ⅱとして、小名浜第一小学校の先生を講師として研修を行いました。先生は、県のふくしま外国語教育推進リーダーの一人です。事前のアンケートで研修者から外国語教育における悩みや不安にとして挙げられた内容について、研修者同士で共有する時間を設けながら、丁寧に答えていただきました。また、言語活動で活用できる小ネタ・ゲームも紹介していただきました。研修者からは「先生に教えていただいた活動を2学期に取り組みたい」という感想が多く寄せられました。

 講師の先生におかれましては、お忙しい中、研修者のためにたくさんの資料、活動を用意していただき心より感謝申し上げます。

 研修者の先生方には、2学期の外国語活動、外国語科の授業に生かすとともに同僚の先生方へ伝達講習等を行っていただくようお願いいたします。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校:英語)

 8月18日(金)に授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校英語)を行いました。

 午前中に行われた授業力向上講座Ⅰでは、総合教育センター指導主事が講義・演習を行いました。中学校英語の授業の基礎・基本について、そして授業動画を活用して、意見交換を行いながら現行学習指導要領で求められている言語活動について学びを深めることができました。

 午後は、授業力向上講座Ⅱとして、いわき教育事務所の指導主事を講師として研修を行いました。まず、全国学力学習状況調査で求められている力、今年度の中学校英語の調査結果における成果と課題について講義を行いました。実際に研修者が今年度の「話すこと」調査の問題に取り組みながら、今後の指導の在り方についても学びました。さらに過去の調査研究委員会や文部科学省の授業動画、講師自身の小学校外国語科の授業動画を活用して、研修者同士で意見交換を行いながらより良い授業づくりについて協議を深めました。

 研修者からは「実際の授業を見ながらの研修で意見交換ができたのでとても有意義な研修となった」という感想が多く寄せられました。2学期からの研修者自身の英語の授業に生かすとともに、各学校の英語教科部会等においても伝達講習をしていただければと思います。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校国語)

 8月18日(金)に授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校国語)を行いました。午前中に行われた授業力向上講座Ⅰでは、総合教育センター指導主事が講義・演習「教科の本質に迫る授業の設計」を行いました。

 学習指導要領、いわきのABCプランの内容を踏まえ、国語科の授業の設計に向けて何を大切にしていけばよいかを演習を通して確認しました。

 午後は、授業力向上講座Ⅱとして、福島大学附属中学校の遠藤正笛史先生を講師として、講義・演習「教科の特性を生かした授業の展開」を行いました。

 国語科の授業づくりに大切な「言葉による見方・考え方」「単元構想と言語活動」「指導と評価の一体化」「ICTの活用」などについて、遠藤先生の豊富な実践から多くご教示いただき、理解を深めました。後半の演習では、単元構想シートを用いて、育成する資質・能力を、どんな言語活動を通して身につけさせていくか、どのように評価するかといった単元構想を行いました。

 研修者からは、「発問の工夫や深い教材研究の視点を学ぶことができ、気づきが多かった」「国語科でのICTの実践的な活用を知ることができた。実践していきたい」「単元構想の視点をもとに、2学期以降の授業を見通しをもって行っていきたい」といった感想が多くありました。

初任者研修〈カウンセリング研修〉

 8月17日(木)に初任者研修〈カウンセリング研修〉を初任者64名で行いました。

 まず、いわき市教育相談員が講義「カウンセリングの基本と実際」を行いました。「生徒指導は、まず子ども理解から始まる」こと、そのためのカウンセリングマインド(共感的理解)について理解を深めました。 

 次に総合教育センター指導主事が講義・演習「カウンセリングマインドを生かした生徒指導」を行いました。

 演習の始まりはグループエンカウンターから。お題は「夏休みにやったことの共通点をみつけよう」です。

 前半で理解したカウンセリングマインドを生かした演習の様子です。研修者は、話の聴き方、話を聴くときの座席の配置、伝え方を変えるだけで、相談者が安心して話すことができることを演習を通して実感していました。

 感想からは「2学期からカウンセリングマインド、カウンセリングの手法を意識して、子どもたちや保護者に関わっていきたい」という声が多くありました。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校:社会)

 8月8日(火)に、授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(小学校:社会)が実施されました。

 午前の「授業力向上講座Ⅰ(小学校:社会)」では総合教育センターの指導主事が「問題解決的な学習」をキーワードに、社会科の授業づくりについての講義・演習がありました。

 学習問題をつくるときのポイントやその難しさについて、研修者同士の対話をとおして学び合うことができました。

  午後の「授業力向上講座Ⅱ(小学校:社会)」は、市内の先生を講師にお迎えし、「教科の特性」を生かした授業づくりについて講義・演習を行っていただきました。

 授業の板書を数多く提示していただき、その授業のポイントについて丁寧に解説していただきました。また模擬授業をしてくださったことで、より実感的に、子どもの立場に立ってその効果を学ぶことができました。

 研修者からは「板書を写真に残すことで授業改善を図りたい」「2学期の授業に取り入れたいアイディアばかりだった」という声が多く聞かれました。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校数学)

 8月8日(火)に授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校数学)を行いました。

 午前中に行われた授業力向上講座Ⅰでは、学校教育課指導主事が講義・演習を行いました。全国学力学習状況調査で求められている力やいわき市のABCプランで求めている授業の在り方について、具体的な授業を基に、学びを深めることができました。

 午後は、授業力向上講座Ⅱとして、泉中学校我妻徹人先生を講師として研修を行いました。我妻先生は、県のコアティーチャーの一人です。我妻先生からは、子どもたちが生き生きとできる教材を見いだす大切さや子どもを笑顔で見守る大切さなどについてお話をいただきました。研修者からは「こどもが主体的になるための授業展開を考えていきたい」「子どもに安心感を与えるためにも笑顔で授業を行っていきたい」といった感想が多く挙げられました。

 数学教育に意欲を燃やす、濃密な研修となりました。

いじめ防止対策講座

 8月7日(月)に「いじめ防止対策講座」を行いました。

 まず、学校教育課主任指導主事が講義「いわき市のいじめの現状」を行いました。いじめ防止対策推進法におけるいじめの定義や学校で果たすべき義務、いわき市のいじめの現状やいじめ根絶に向けての取組み、学校・教員一人一人ができることについて理解を深めました。

 次に東京成徳大学大学院心理学研究科長の石隈利紀先生を講師として、講義・演習「いじめ防止の対策と事後対応のポイント」を行いました。石隈先生は、今回の「生徒指導提要」の改訂に深く携わっており、講義の中では、「生徒指導提要」の重層的支援の考え方を基に、いじめを防ぐ「チーム学校」の支援体制の在り方についてお話をいただきました。

 研修者からは「日頃、子どもを観るときの視点、視野を今まで以上に広げ、子ども、保護者に寄り添った支援をするとともに、校内でチームとして共に取り組んでいくようにしたい」「学習ができるから、リーダー性があるから大丈夫!と安心するのではなく、どの子にも依存できる窓口をできること、その土台となる環境を整えていくことを目指したい」「いじめ防止だけでなく、生徒指導全体で子どもたちのために、教員として何ができるかと思い直すよい機会となった」といった感想がありました。研修者一人一人が2学期に向けて、子どもたちの支援について思いを新たにできた研修となりました。

発達障がい教育講座

 8月7日(月)に、県特別支援教育センター 企画事業部長 橋本勉先生を講師に、発達障がい講座を行いました。

 今回の講座では、「特別支援教育の基礎・基本」「発達障がいの定義、分類」「検査の目的と結果から児童生徒の指導と支援への生かし方」についての講義、児童生徒の実態把握に向けて「『背景・要因を探る』シート」を活用した演習を行いました。LD・ADHD等の発達に課題がある児童生徒の困り感について理解を深めるとともに、担任として学校としてどう関わっていくのが望ましいのか学びを深めました。

 研修者からは、「講義と配付資料がとてもわかりやすく、発達障がいについて理解を深めることができた」「『背景・要因を探る』シートを2学期から学校で活用したい」「2学期からも子どもたちを愛し、思いに寄り添うようにしたい」などの感想が寄せられました。

 各学校においては、今回の講座の伝達講習等を行い、発達に課題がある子どもたちについて理解を深め、その子どもの思いに寄り添いながら教育活動を進めていただければと思います。

不登校対策講座(前期)

 8月4日(金)に、FR教育臨床研究所 所長 花輪敏男先生を講師に、不登校対策講座(前期)を行いました。

 不登校の児童生徒に学校としてどのように関わることが望ましいのか?家庭にできることは?担任としてどのように声をかけたらいいのか?これまで経験で取り組みがちであった不登校対策について、具体例を基にわかりやすく説明をしていただきました。

 研修者からは「不登校対策は学校が主体になることを理解した」「児童生徒に本気で向き合うことが大切である」「不登校児童生徒ばかりではなく、学校に登校している児童生徒に対する支援にも応用できると感じた」など、意欲的な感想が多く挙げられました。

 いわきの子どもたちの健やかな成長のために、できることをしっかりと取り組んでいきましょう。

授業力向上講座Ⅰ,Ⅱ(中学校:理科)

 8月3日(木)、午前中に授業力向上講座Ⅰ(中学校:理科)をエリム(体験型経済教育施設)で、午後に授業力向上講座Ⅱ(中学校:理科)を教職員研修室で行いました。

 授業力向上講座Ⅰでは、教科の本質とは何か、主体的・対話的で深い学びを行うための授業の進め方などを演習を交えながら行いました。

 午後からの授業力向上Ⅱでは、内郷第一中学校教諭を講師にお招きし、理科の授業で役立つ方法やノートの作り方、ICT活用方法、減災教育についての講義や演習を行いました。

 すぐに使える内容を多く学ぶことができ、これからの授業で役立てていきたいと思います。

授業力向上講座Ⅱ(小学校算数)

 8月3日(木)に、明星小学校校長 細水保宏先生を講師として、授業力向上講座Ⅱ(小学校算数)が、文化センター大ホールで行われました。細水先生は、長年、いわきに来て、いわきの教職員にパワーと元気をくださっているとても素敵な先生です。

 研修者からは「まず教師が算数を楽しむことが大切だと感じた」「算数の授業を通した学級経営をしていきたい」「2学期からの算数の授業が楽しみになった」といった意欲的な感想が多く挙げられました。

 算数のよさや美しさ、考える楽しさについての学びを通して、細水先生からたくさんのパワーと元気をいただきました。2学期からの子どもたちへの指導につながっていくことを期待しております。

授業力向上講座Ⅰ(小学校算数)

 8月3日(木)に授業力向上講座Ⅰ(小学校算数)が行われました。いわき市のABCプランをどのように日頃の算数の授業に位置づけるのか、具体例を基に研修を深めました。

 講義ばかりではなく、児童になりきって演習もしました。研修者からは、「子どものやってみたいという問いを引き出すことが大事だと感じた」「講義式ではなく、たくさんの子どもたちが関われるようにコーディネートする大切さを感じた」といった感想が挙げられました。

 いわきの子どもたちのために、楽しい算数の授業をみんなで創り上げていきましょう!

学校教育相談講座

 8月2日(水)、教職員研修室にて「学校教育相談講座」が実施されました。Weness Japan Coaching&Consulting 大野宏 代表取締役を講師に招き、「コーチングスキルを生かした子どもへの関わりについて」講義・演習を行いました。36名(小学校23名、中学校13名)の先生方の参加がありました。

 参加者は、受講前に課題に取り組むことで本講座の内容を事前に把握し、前向きな姿勢で講座に参加することができました。

 受講者がアクティブになる仕掛けを多く取り入れていただきました。専門的な内容が多かったのですが、受講者が集中力を長時間持続させて取り組むことができました。

 講師の大野先生に、演習の様子を間近で聞いていただきました。アドバイスや肯定的なコメントをたくさんいただくなど、受講者に寄り添う姿勢を大切にしていることが窺えました。

 コーチングの基本として、相手の中に答えがあり、それを引き出すという考え方があります。それを実現するための考え方や技術について、実践を通して学ぶことができました。五感全部を使ってコーチングを実践し、それを積み重ねることで、相手の本音や背景に迫れるようになってくるというお話もいただいています。本講座での学びを、受講者が子どもたちに還元できるような実践を積み重ねることを願っています。

児童生徒理解教育講座

 8月2日(水)、教職員研修室にて「児童生徒理解教育講座」が実施されました。135名の先生方が参加して行われました。

 はじめに、学力向上アドバイザーから「自己有用感を育む学習指導」について、講義・演習が行われました。

 全国学力・学習状況調査の結果や質問紙調査から、具体的なデータや数値を基に説明していただきました。

 データは、課題ばかりに目を向けるのではなく、成果ファーストの見方・分析を大切にしたいという言葉もありました。 

 次に、ふくしま子どもの心のケアセンター 能渡綾菜 専門員から、「子どもの自己有用感を高める関わりについて~I-SUSを活用して~」と題して、講義・演習が行われました。

 いわき市の小中学生を対象として実施されているアンケート「I-SUS(アイサス)」の分析結果を基に、児童生徒の実態や非認知能力に関する内容をお話いただきました。

 各校での取り組みについて協議する演習場面では、活発な意見交換が行われていました。受講者間に話しやすい雰囲気が醸成されているのも、今夏の研修から、当センターで研修前に行うこととしたリフレクションによる効果かもしれません。

 いわき市全体の傾向として、子どもの自己有用感を高めるカギと言えるのは、「クラス関係」「教師との関係」という調査結果も提供していただきました。受講者は、自校や学級の傾向をさっそく確かめたいと、意欲を高めて本講座を終えることができました。

学校組織マネジメント研修

 8月1日(火)に学校組織マネジメント研修を行いました。この研修は、いわき市のミドルリーダー養成研修(教職経験15年)を兼ねています。

 前半の講義では、よりよい学校組織を作るための着眼点を確認したり、どのように学校運営ビジョンを見いだしていくのかを理解したりしました。

 また、演習としてSWOT分析も行いました。自校の学校運営ビジョンやこれまで校務に関わる中で感じできたことを基に、自分の学校の強みや課題、機会や恐れはどういったところにあるのかを書き出しました。さらに、学校の「戦略マップ」づくりをしました。「戦略マップ」とは、3年間のスパンならどのような重点を設定し、どのように教育活動を展開していくかを考えるマップです。短い時間の演習でしたが、研修者は、SWOT分析や学校運営ビジョン等から、自校の重点を位置づけ、効果的な教育活動を考え出すことができていました。

 学校を育てる、教職員を育てる、児童生徒を育てる、いろいろな「育てる」を意識してすてきなミドルリーダーになってほしいと思います。

 

教頭実務研修②・主幹教諭実務研修①

 8月1日(火)教頭実務研修②、主幹教諭実務研修①を実施いたしました。

 前半には、教頭に対して、講義「学校管理・運営上の課題」を市教育委員会管理主事より行いました。また、主幹教諭に対して、「学校運営上の課題」を総合教育センター指導主事より行いました。

続いて、後半には、おにざわ法律事務所 弁護士 鬼澤 秀昌 先生をお招きし、「学校運営におけるスクールロイヤーとの効果的な連携」をテーマにご講義いただきました。

具体的な事例をもとに、わかりやすい講義、そして演習を行っていただきました。

 研修者からは、「一人一人の児童生徒の背景にあることにも目を向け、管理職として対応にあたりたい」「事例から関連法令を知ることができ、意見交流の時間も大変勉強になった」「組織としてよりよい対応ができるようにしたい」などの感想がみられました。

 鬼澤先生、いわきにおいでいただき本当にありがとうございました。大変お世話になりました。

 研修を受けたみなさんは、本日の研修を2学期からの実務に活かしてほしいと思います。

 

新任等常勤講師授業研修〈模擬授業〉

 7月31日(月)に「新任等常勤講師授業研修〈模擬授業〉」が行われました。

 はじめに、総合教育センター指導主事から「授業づくりと授業改善」と題した講義が行われ、1学期の授業を振り返ったり、2学期以降の授業づくりについての話がありました。

 その後は各会場に分かれて、模擬授業と協議が行われました。

 お互いの授業を見合って協議する機会はそうないため、研修者からは「多くの先生方からアドバイスがいただけて有意義であった」「こうした機会は大変ありがたい」という感想も多くありました。

 2学期以降の授業実践にいかしてほしいと思います。

授業改善講座

 7月31日(月)に、授業改善講座を、小学校は教職員研修室で、中学校は3階大会議室で実施しました。

 リーディングスキルに視点をおいて、授業の改善方法について、具体的な事例などを用い、わかりやすく説明していただきました。

 児童生徒一人一人の能力を把握し、どうすれば全ての児童生徒が同じスタートラインにたって授業に臨めるかを常に考えていくことが必要であるとわかりました。

 2学期の授業で役立ていきたいと思います。

授業力向上講座Ⅱ(小学校国語)

 7月28日(金)の午後に授業力向上講座Ⅱ(小学校国語)を実施いたしました。

 福島大学附属小学校教諭の髙橋正充先生を講師にお迎えし、「教科の特性を生かした授業の展開(実践を通して)」について、ご講義いただきました。

 髙橋先生からは「国語科における学びの明確化」をテーマに、特に「読むこと」領域での説明文、物語文での学びを「読み方のコツ」として、子どもたちにどのように習得させていくかについて、日頃の実践をもとに具体的にお話しいただきました。

 教材研究の演習を通して、「この教材ではどんな読み方のコツがあるのか」を、それぞれの研修者が考え、交流し、考えを深めました。 

 研修を通して、「説明のコツ、物語の読み方のコツを意識して教材を読むことで、新たな学びの視点を見つけることができた」「何が分かったのか言語化することで子どもたちが意欲を持って学べる授業づくりをおこなっていきたい」などの感想が多くありました。この研修を契機に「学びの明確化」を意識した国語科の授業実践が増えていくことを期待します。

授業力向上講座Ⅰ(小学校国語)

 7月28日(金)に授業力向上講座Ⅰ(小学校国語)が行われました。「国語科の授業で押さえておきたいポイント」について、学習指導要領解説、ABCプランでの授業改善のポイントを踏まえて、理解を深めました。また、「見方・考え方を働かせる」という視点で、読むこと領域での学習用語や情報と情報の関係の捉え方について、演習を交えながら理解を深めました。

  研修のスタートは早口言葉のアイスブレイクから。かえるぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ 合わせてぴょこぽこ六ぽこぽこ?」

 研修の後半は、先生方も学習者として国語の見方・考えを働かせながら、演習に取り組み、近くの先生方と考えを交流する姿が見られました。

幼児教育講座①②

 7月28日(金)の午前に幼児教育講座①が、午後に幼児教育講座②が行われました。

 幼児教育講座①では、発達支援室ひだまり室長 齋藤忍先生 を講師としてお迎えし、幼児期の発達障がいに対する支援の在り方についてご指導いただきました。

 幼児の発達に対する困難さに対して、指導上の工夫や意図を理解したり、園全体で手立てを話し合い支援につなげていったりする大切さについて理解を深めることができました。

 後半は、演習を行いました。事例を基に、研修者同士で話し合うことで、自分では気づかない視点に気づくことができました。

 

 幼児教育講座②では、Muku-studio代表 野出正和様 を講師としてお迎えし、子どもの感性を育む創作活動についてご指導いただきました。

 研修者からは、「子ども一人一人の感性やがんばっている姿を認めながら創作活動をさせていきたい」「一つの素材で試行錯誤できるような活動を考えていきたい」といった感想が挙げられました。

 研修を通して、子どもの特性を多角的に捉えることや、子どもらしい感性を価値付けることなどの大切さを感じ取ることができていたようです。

授業力向上講座Ⅰ,Ⅱ(小学校:理科)

 7月27日(木)、総合教育センター教職員研修室において、午前中に授業力向上講座Ⅰ(小学校:理科)、午後に授業力向上講座Ⅱ小学校:理科)が行われました。

 午前中の授業力向上講座Ⅰでは、「教科の本質に迫る授業の設計」として、学習指導要領の内容確認や導入の仕方や発問の方法など、講義・演習を行いました。小学校と中学校の繋がりについても確認しました。

 午後は、福島大学 准教授 鳴川哲也先生を講師にお招きし、「教科の特性を生かした授業の展開」についての講義を行いました。理科の授業で求められていること、資質・能力の説明、これからの理科の授業について、丁寧に、わかりやすく説明していただきました。受講された先生からも「とてもわかりやすい説明でした」「とても勉強になりました」などの感想が多く上がり、充実した研修となりました。

 今回の研修で学んだことを、2学期からの授業にいかしていきたいと思います。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校:社会)

 7月27日に「授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校:社会)」が行われました。

 午前の「授業力向上講座Ⅰ(中学校:社会)」は、市教委の主任指導主事を講師として「教科の本質に迫る授業の設計」について講義・演習を行いました。研修者の年齢や経験年数などが様々なため、アイスブレイクを行ったり授業実践交流を行ったりと、じっくり演習に取り組むことができました。

 その後は「主体的な学びのためのチェックポイント」について講義があり、研修者は自身の1学期の授業づくりについて振り返りました。

  午後の「授業力向上講座Ⅱ(中学校:社会)」は、福島大学附属中学校 高橋卓史教諭を講師にお招きし、「社会科の授業づくりのポイント」について講義・演習をしていただきました。

 「考えを深めさせるための揺さぶる資料」や「子どもの思考を可視化するためのICT」など、社会科の授業づくりのポイントについて、実践例を交えながら紹介してくださりました。演習では、1単位時間の課題を考え、共有することで、改めて「問い」と「資料」の大切さについて学ぶことができました。

授業力向上講座Ⅱ(実践)(小中:図画工作・美術)

 7月26日(水)、体験型経済教育施設(Elem)にて、授業力向上講座Ⅱ(実践)(小中:図画工作・美術)が実施されました。小学校31名、中学校7名の先生方が参加されました。

 総合教育センター指導主事が研修を進めました。はじめに、SDGsの視点に立ったアップサイクルの考え方についての講義がありました。不要物や不要になった製品を、より価値のある新しい製品に生まれ変わらせるのがアップサイクルであり、創造的再利用とも呼ばれます。

 続いて、演習を行いました。「作品に命を吹き込む」意識を大切にしながら、新聞紙や古紙類を材料にした作品づくりに挑戦しました。

 ボンドを水で薄め(通称「ボンド水」)、半紙を貼り付ける接着剤として使用しました。それを受講者数名でシェアして使ったところも、片付けしやすく、余るボンド水を少なくするための工夫でした。これもSDGsの視点から取り組んだことです。

 講義の中で、某社の図画工作の教科用図書では、令和2年度版と比べて、令和6年度版は題材で使用するプラスチック材が約70削減されるとのお話もありました。図画工作や美術という教科から、SDGsを児童生徒に考えさせることもできそうです。

授業力向上講座Ⅱ(小・中学校:音楽)

 7月26日(水)に「授業力向上講座Ⅱ(小・中学校:音楽)」が行われました。

 市内小学校の教頭先生を講師にお迎えし、「教科の特性を生かした授業の展開」について講義・演習をしていただきました。

 これまでの小中学校でのご実践をもとに、「発達段階を理解した上で授業を構想することの大切さ」や「音楽的な語彙をためる必要性」について、実技を交えながら研修を進めました。

 教材の研究や指導の方法大切さもさることながら、それ以上に「音楽を楽しむこと」を大事にすべきというメッセージが込められた研修となりました。

 

特別支援学級等新任担当教員研修②

 7月24日に行われた特別支援学級等新任担当教員研修②には、小学校45名、中学校10名の先生方が参加しました。

 まず、教育支援室指導主事から「1学期を振り返って」について講義を行いました。1学期までの取り組みを振り返るとともに、よいよい児童生徒への支援の方法、保護者との適切な連携についてわかりやすく講義を進めました。研修者の先生方も1学期の自分の姿を振り返ることができていました。

 続いて、教育支援室長から、「認知」は人それぞれであること、検査を適切に活用するうえでの注意点について講義がありました。また、支援学級の生徒の進路選択について、生徒が自分の進路を選択するにあたり、教師の適切な関わり方について動画を視聴しながら学びました。

 午後の研修では、市内で特別支援学級(自・情学級、知的学級、通級指導)を担当されている先生方3名を講師としてお招きして、「個に応じた授業づくりに向けて」というテーマで実践発表をしていただきました。

 

 3人の先生方には学期末のお忙しい中、研修者のみなさんのために実践資料の作成から発表まで大変お世話になりました。感想用紙からは「先生方の実践発表から学んだことを2学期の授業で実践したい」というコメントが数多く見られました。3人の先生方、本当にありがとうございました。

 最後に、教育支援室指導主事から実践発表を踏まえた授業の進め方について講義がありました。

 今回の研修で学んだことを、各学校の特別な支援が必要な子どもたちの支援・指導に生かしてほしいと思います。

 

初任者研修〈授業研修②〉

 6月29日(木)に「初任者研修〈授業研修②〉」が行われました。初任者小・中学校あわせて64名が参加しました。

 はじめに昨年度の初任者2名が、2年目の先輩教員として「初任者研修を振り返って」の発表を行いました。

 2人の先輩教師から語られた、初任の頃のつまずき、それを乗り越えようと意識したこと、力を入れたことなどは、初任者の心に響く内容で、「悩みや不安が解消された」「今回の話を励みにまたがんばりたい」という感想が多くありました。

 続いて総合教育センター指導主事が「特別支援教育の視点から~個に応じた指導~」の講義・演習を行いました。

学習での困り感を疑似体験しながら、子どもたち一人一人の特性に応じた指導、支援の大切さについて考えました。

 続いて、講義・演習「生徒指導の機能を生かした授業づくり」、講義・演習「特別活動の進め方」、講義「評価について」を行いました。

 教科の指導だけでなく、今回は特別支援教育、生徒指導、特別活動、評価と盛りだくさんの内容で、1日で消化することは難しかったと思います。

 この研修を契機として、子どもたち一人一人にとって、毎時間の授業が、価値あるものとなるためには、どうあればよいか、どういう手立てを用いればよいか、日々課題意識をもちながら、研究と修養に励んでほしいと思います。

新規採用養護教諭研修(学校訪問研修①)

 7月6日(木)に小名浜第二小学校を会場に、新規採用養護教諭研修〈学校訪問研修①〉が行われました。小名浜第二小学校の養護教諭の先生に講師を務めていただきました。


 始めに、「保健室経営の実際及び課題と対応」について講義を行いました。より良い保健室経営に向けて研修者の悩みにも寄り添いながら講義をしていただきました。各自が持ち寄った自校の保健室経営計画を活用して、これまでの保健室経営の振り返りも併せて行いました。


 次に、「教育活動における養護教諭の役割」について、資料をもとに適切な健康教育の進め方について講義をしていただきました。研修者から事前に提出されたアンケートから、悩んでいることや困っていることについて丁寧に助言していただきました。


 最後に小名浜第二小学校の保健室を見学させていただきました。先輩養護教諭の保健室を実際に見ながら、自分たちの学校のより良い保健室づくりに生かそうと真剣に話を聴いている姿が見られました。


 講師の先生には研修者の悩みや不安に寄り添いながら丁寧に講義を進めていただき感謝申し上げます。

新規採用学校栄養職員研修〈調理場研修①〉

 7月5日(水)に平北部学校給食共同調理場を会場に、新規採用学校栄養職員研修〈調理場研修①〉が行われました。

 始めに、共同調理場の概要として、調理場所長より講話をいただきました。いわき市の学校給食の現状と課題について、データを基にわかりやすくお話しいただきました。

 次に、給食管理業務の実際として、栄養教諭から説明を受けながら調理場内で研修を行いました。

 後半は、給食管理体制(栄養管理)の在り方として、栄養教諭の資料を基に、食に関する指導、衛生管理などについて研修を行いました。

 いわき市の子どもたちの食を支えてくださる先生の高い研修意欲にあふれた、充実した研修でした。平北部学校給食共同調理場の職員の皆様のご協力に感謝申し上げます。

養護教諭経験者研修Ⅰ・Ⅱ 学校訪問研修

 7月4日に小名浜第二中学校を会場に養護教諭経験者研修Ⅰ・Ⅱを行いました。

 小名浜第二中学校の養護教諭の先生に講師を務めていただき、研修を進めました。お忙しい中、ご協力ありがとうございました。

 講義1として、「保健室経営の実際」を行いました。研修者も各校の健康課題と課題解決のために取り組みたい方策を発表し、共有しました。

 休憩時間を兼ねて、小名浜第二中学校の保健室を見学しました。研修者が講師の先生に質問しながら、意欲的に見学をしていました。明るく機能的で整理整頓が行き届いた保健室でした。

 研修者の事前課題であげられた研修者の悩みに応えるべく、講師の先生が資料を作成してくださいました。ありがとうございます。

 休憩時間の後、協議1「養護教諭の執務上の諸問題」として、各学校で困っていること、悩んでいることについて協議しました。充実した話し合いとなりました。

 最後に講師の先生から、ご自身のモットーについてのお話と研修者へのメッセージをいただきました。「子どもファースト」「チーム学校」などのキーワードが特に心に残りました。

 本日の研修で得た資料はもちろんのこと、実際に見た保健室の様子、講師の先生からの的確な助言などすべてを生かして、各学校で充実した保健指導、保健室経営を進めていただきたいと思います。

経験者研修Ⅱ 教科指導研修①(教材研究)

 6月30日(金)に経験者研修Ⅱ 教科指導研修①(教材研究)が行われました。

 午前中に「授業設計の基本」として、授業の作り方や指導案の作成方法について再確認しました。また「道徳科の授業の充実に向けて」として、道徳の教科化になった理由や授業の進め方についての講義を行いました。午前中の講義ではともに指導案作りに着目した内容を行いました。

 午後には「特別活動の指導の充実に向けて」として、特別活動の内容や児童生徒の成長にとても大切な授業であることなど、演習を交えながら行いました。

 最後に、2学期に行う授業の指導案検討を、担当のいわき市教育委員会研究指導員と共に行いました。研修者からも充実した検討会となったという声が聞こえました。

 8月21日(月)には、今回検討した指導案をもとに、模擬授業研修を実施します。充実した研修になることを期待しています。

特別支援学級等教育講座

 6月26日(月)に「特別支援学級等教育講座」が行われました。小・中学校あわせて48名が参加しました。この講座は実際の授業の様子を撮影した動画を活用しながら、特別支援学級の学級経営、指導法の研修を行い、特別支援学級担当教職員としての資質の向上を図ることをねらいとしています。
 はじめに、総合教育センター指導主事より、本講座のねらいと授業研究の仕方について講義がありました。授業研究を進めるうえで大切にしたいことは「子どもの姿を事実で見る」ことであり、ここから児童生徒の「普段の行動の見取り」につながっていくという話がありました。


  授業提供者であり、本講座の講師を担当していただいていた平第一小学校・自情学級の担任の先生から、授業者としての思い、参観するポイントについて具体的にお話がありました。
 
 研修者は授業での事実を記録しながら実際の授業映像を視聴しました。記録用紙も併せて参考に載せます。


 授業動画視聴のあとは、小グループに分かれて事後研究を進めました。自己紹介、司会者、記録者を決め、対象児童の「本時の目標」を確認し、対象児童の「本時の目標」の場面での事実について話し合いました。さらに対象児童が「本時の目標」を達成できたのかの確認、「本時の目標」の妥当性の検討、次の目標のアイデアを出し合いました。講師の先生に率先して質問するグループもあり、各グループでは充実した協議が行われました。

 この研修で学んだことをぜひ各学校で先生方への伝達・共有を行い、本日の先生方の学びをたくさんの先生方に広げていただきたいと思います。

ふくしま未来をひらく読書の力プロジェクト 読書活動支援者育成事業いわき地区研修会及び学校司書研修【県主催】

 6月13日(火)に「第3回学校司書研修」が行われました。午前中は、蔵書管理に必要な、図書の装備についての情報交換と協議が行われました。

 各学校の取組について情報交換をしながら、学校司書が子どもたちの読書活動の推進のために、円滑かつ効率的に図書館サービスを提供できるよう、課題を出し合いながら、活発な協議が行われました。

 また、午後は県教育委員会主催の「ふくしまの未来をひらく読書の力プロジェクト 読書活動支援者育成事業いわき地区研修会」が行われました。

 まず、子どもの読書環境を豊かにする会の工藤滋子氏が、講話「ブックトークについて」を行いました。長年市内の小学校を中心に、子どもたちにブックトークや読み聞かせをされてきた経験をもとに、学校における取組みや、適切な本の紹介をしていただきました。

 続いて、NPO法人富岡町3.11を語る会で語り部をされている北村育美氏が講話「震災について伝えたいこと」を行いました。

 北村氏のお話は、東日本大震災で、支援する立場から経験されたお話で、参加者からは「震災を知らない子どもたちにも、伝えていかなければならない内容だった」「震災のことを教訓に、今後防災に関しても子どもたちに伝えていきたい」などの感想がありました。

校長実務研修②

6月19日(月)に校長実務研修②を実施しました。

はじめに、学校管理について、学校教育課管理主事より講義がありました。学校を管理する際の視点について再確認するとともに、危機管理や保護者・地域との連携について学びました。

続いて、組織的な支援の充実について、総合教育センター教育支援室長より講義を行いました。特別支援教育にかかるいわき市の現状や組織的な対応、教育支援室の活用などを学びました。

最後に、「『新たな教師の学びの姿』の実現に向けて」を総合教育センター所長より行いました。様々な資料に基づいた講義とそのことを踏まえた協議を行うことで深い学びにつながりました。

本日の学びを是非学校経営に活かしていただければと思います。

初任者研修〈授業研修①〉

 5月25日(木)に「初任者研修〈授業研修①〉」が行われました。初任者小・中学校あわせて64名が参加しました。

 はじめに、学校教育課課長が「いわき市の学校教育の現状と課題」の講義を行いました。

 鈴木課長からはいわき市の学校教育の現状だけでなく、日々、先生方一人一人が「生きがい」や「やりがい」をもって、仕事も人生も充実できるよう、「ワーク・ライフ・バランス」の大切さについて、お話をいただきました。

 次に総合教育センター指導主事が「授業づくりの基礎・基本」の講義を行いました。理想の授業へのイメージと、授業者としてのこだわりについて考え、授業づくりにあたっての、教材研究や単元計画、評価の在り方といった基本的なポイント・考え方について確認しましたn

 午後の研修では、「授業の進め方」の講義・演習を行いました。実際に自分が研究授業を行う教材を持ち寄り、前半は単元構想シートを作って単元全体の流れをつかむ活動、後半はそれを基にした学習指導案の作成でした。

 短い時間の中、初任者たちは教科書や指導書、学習指導要領解説とにらめっこしながら、苦戦しておりました。

 「単元のまとまり」や「身につけさせたい資質・能力」、「児童生徒の実態」を意識して、一単位時間の授業を構想していくことは、教師のやりがいや授業力の向上につながっていきます。

 「ローマは一日にしてならず」です。初任者には、今後の研究授業や日々の授業を通して、授業構想力を磨いていってほしいと思います。

 

特別支援教育コーディネーター研修

 6月6日(火)に職能研修Ⅰ「特別支援教育コーディネーター研修」が実施されました。悉皆研修のため、各学校より1名ずつ参加いただきました。

 まず、総合教育センター教育支援室長が「特別支援教育コーディネーターの役割」について講義を行いました。

 次に総合教育センター指導主事が、「特別支援教育コーディネーターの各学校の取り組み」について講義・演習を行いました。

 演習の中で事例(不登校生徒に関する事例、各学校で実際に起きている事例)について検討するグループ協議の場が設けられ、先生方は積極的に意見交換が行っていました。

 意見交換の後、先生方から共有したいことについて、発表していただきました。

 総合教育センターの「こころの支援アドバイザー」から子供の視点に立った事例の見方や考え方について助言をいただきました。

 特別支援教育アドバイザーからは、子供達の困り感に教職員が束になって寄り添ったり、認めたりして関わること、トラブル等が発生する予兆に早く気づき、先手を打って対応することが大切であるという助言をいただきました。

 特別支援教育コーディネーターの役割は多岐に渡りますが、特別な支援を必要とする児童生徒のために、本日の研修を生かして、各学校で計画的かつ組織的に特別支援教育の充実を図っていただきますようよろしくお願いいたします。

生徒指導主事研修

 5月26日(金)に生徒指導主事研修が行われました。福島県教育委員会「不登校・いじめ等対策推進事業(域別シンポジウム)」と共催で実施いたしました。

 始めに、福島県教育庁いわき教育事務所長より、あいさつがありました。次にいわき教育事務所学校教育課主任指導主事より、福島県の不登校やいじめ認知についての現状や対策についての講義があり、またグループワークによる情報交換を行いました。

 それから、市教育委員会学校教育課主任指導主事より、いわき市の不登校やいじめ認知の現状や対策について講義がありました。

 午後は、SNSトラブルによる対応について、協議を行いました。小学校と中学校の教員が混ざったグループによる話し合いにより、いろいろな方向から考える機会となりました。

 最後に、東京医療保健大学教授 渡會睦子先生 を講師に、こころと性について、また多様な性について(LGBTQについて)の講義がありました。先生方のアンケートから関心の高い内容についての詳しい話や、自己肯定感がこころの成長だけでなく、性にも関係していることなど、多くのことを学びました。

 久しぶりの対面による生徒指導主事研修でしたが、情報交換も含め、有意義な研修になりました。

水泳指導者研修

 5月23日(火)、職能研修Ⅱ「水泳指導者研修」が実施されました。63名(小学校61名、中学校2名)が参加して行われました。

 午前中は、スウィン大教スイミングスクールのプールにて、講義・実技「安全に取り組む水泳指導・発達段階に応じた泳法指導」が行われました。低学年・中学年・高学年の各コースに分かれ、スイミングスクールの指導者4名による専門的な実技研修がありました。(実技研修中の写真撮影は控えております)

 午後は、総合教育センター教職員研修室に場所を移して、学校教育課指導主事による「水泳指導上の安全管理の徹底について」の講義が行われました。具体的な事例を用い、安全管理を徹底することを目的として進められました。

 本研修は、水泳指導やプール管理の各側面から「安全」をテーマに進められました。また、安全に対する意識と配慮がきめ細かに行き届くようにしていくために、本研修への参加については未受講者を推奨しております。研修内容を各校教職員間で共有し、いわきの子どもたちが安心して水泳学習に取り組めるよう、各校の実態に即した諸準備を進めていただければと思います。今シーズンも事故なく安全に水泳指導が進められますよう、よろしくお願いいたします。

教務主任研修

 5月12日(金)、総合教育センターコンピュータ研修室において、職能研修Ⅱ「教務主任研修」が実施されました。新任教務主任を中心に21名(小学校12名、中学校9名)が参加して行われました。

 はじめに、総合教育センター指導主事より、「教務主任の仕事と役割」についての講義を行いました。

 3種類の役割(「連絡・調整」「指導・助言」「企画・立案」の各役割)や、必要な力(気付力・調整力・段取力・見通力)等について確認しました。

 次に、「教務主任としての校務運営の実際」についての協議・演習を行いました。様々なケースから想定し、その時々で求められる教務主任としての対応について考えました。

 また、マンダラシートを活用して理想の教務主任像をイメージし、それに対する課題を明確にしていきました。

 最後に、Google Formsを活用してアンケートを作成し、実際にQRコードを読み込む等の方法で回答するところまで行いました。学校内外でアンケートを実施し、集計する機会が多い教務主任の先生方のお役に立てればと考えての演習でした。

 教育計画実施の要となる教務主任の先生方が、この日の研修内容を活かしながら実務を遂行することで、いわきの子どもたちが着実に育っていくことを期待しております。

経験者研修Ⅲ<全体研修>・学校栄養職員経験者研修Ⅲ<全体研修>

 5月9日(火)、総合教育センター教職員研修室にて、経験者研修Ⅲ全体研修、及び、学校栄養職員経験者研修Ⅲ全体研修が実施されました。教職経験20年を経過した小学校11名、中学校10名、そして、経験15年学校栄養職員1名の、合計22名が参加して行われました。

 はじめに、いわき市総合教育センター所長より、「組織の中核となる教員としての心構え」についての講話がありました。研修者は、組織の中核としての資質・実践的指導力等について理解を深めました。

 次に、総合教育センター指導主事より、「経験者研修Ⅲの進め方」の説明と、「教職経験20年教員としての課題の解決に向けて」の講義・協議が行われました。協議の中では、ブレインライティングシートを用いて自分や自校の課題を明確にし、その教育課題の解決策を模索しました。また、マンダラシートを用いて、自信の専門性や強みを再認識し、教育課題の解決に向けて、研修者自身がいかに学校に貢献していくかということについて考えました。

 併せて、小名浜学校給食共同調理場栄養教諭より、「経験15年学校栄養職員としての課題の解決に向けて」の講義・協議が別室で行われました。

 研修者がこれまで培ってきた経験や指導力を、チーム学校の一員として存分に発揮してほしいと願っております。キャリアステージや、そこで求められる力を再確認した上で、研修に取り組んでいきましょう。

初任者研修・新規採用養護教諭研修・新規採用栄養職員研修(一般研修②)

5月11日(木)に「初任者研修・新規採用養護教諭研修・新規採用栄養職員研修がいわき海浜自然の家で行われました。初任者が小学校46名、中学校18名、養護教諭が小学校2名、中学校1名、栄養職員が1名、総勢68名の研修となりました。

 教員としてのコミュニケーション能力や協調性などの資質の向上を図ることを目的に、午前中は野外炊飯活動を行い、グループで力を合わせて、カレーライスづくりに取り組みました。

 

 

 

 

 

 

 それぞれが自分にできることは何かを考えながら、周囲とコミュニケーションを取り合い、協力し合いながら、活動に取り組んでいました。

 力を合わせてつくったカレーライスをおいしくいただきました。

 午後の研修はいわき市中学校長会長で植田中学校長の玉澤 淳校長先生が「初任者・新規採用者に望むこと」について講話を行いました。

 玉澤先生の長年の教職経験を振り返ってのお話は多岐にわたり、初任者たちはそれぞれ思い当たることあったようで、教職員としてのこの1ヶ月を内省する絶好の機会となりました。

 研修の後半は、「1ヶ月間の勤務を通して」のグループ協議、情報交換を行いました。授業の場面、それ以外の面での課題や少しずつできてきたことについて、付箋を使って共有しました。

 共通した課題も多くあり、自分だけではないと安心できたり、その課題の要因や対応策について話したりするグループもありました。

 今後とも、研修者同士が課題意識をもち、積極的にコミュニケーションを図りながら課題解決を図る過程を通して、教員としての資質・能力の向上をが図られることを願います。

 

 

 

 

 

 

ミドルリーダー養成研修<全体研修>

 5/9(火)、総合教育センター教職員研修室にて、基本研修ミドルリーダー養成研修の全体研修が実施されました。教職経験15年を終えられた先生方14名が参加されました。

 はじめに、いわき市総合教育センター所長より、「教職経験15年教員としての心構え」についての講話がありました。自分の強みや課題を再認識し、求められる資質・能力を確認しながら、研修意欲を新たにしていました。

 次に、学校教育課管理主事より、「教職員としての服務・勤務」についての講義がありました。具体例から、教育公務員の服務や勤務について考え、自分事として捉えるためのよい機会となりました。

 そして、総合教育センター指導主事による、「ミドルリーダーとしての課題解決に向けて」についての講義・演習が実施されました。

 ブレインライティングシートを用いた演習では、自分または自校の課題について、研修者同士が知恵を出し合い、解決の糸口を探る機会となりました。

 学校の中堅として、研修者が各学校でご自身の専門性を存分に発揮されることを願っています。

保健主事研修

 5/2(火)、体験型経済教育施設(Elem)において、いわき市教育委員会職能研修Ⅰ(主任等研修)保健主事研修が実施されました。

 

 はじめに、学校教育課指導主事より、「学校保健と保健主事の役割」について講義がありました。研修者の声に耳を傾けながら、保健主事の役割を明確にしていく内容でした。

 次に、学校教育課指導主事より、「健康教育の課題解決に向けて」について講義がありました。

 各学校の健康教育の課題について情報交換をしながら、学校や児童生徒の実態に応じた解決策を探っていきました。

 そして、福島整肢療護園の渡邊信雄先生を講師として、「学校におけるアレルギーへの対応」についての講義・演習を行いました。

 渡邊先生は、学校現場で起こり得るアレルギーやその対応について、長年に渡る経験と深い知見に基づき、分かりやすくお話くださいました。豊富なデータに基づく内容は説得力があり、学校や子どもの姿をイメージしながらお聞きすることができました。

 また、エピペンの使用に関する実演もありました。

 参加した研修者からは、「アレルギーの対応は専門性が高く、お話を伺ったことはとても参考になった」「食物アレルギーの緊急時対応をよく確認しておく必要性を強く感じた」等の感想がありました。

  児童生徒がアレルギー反応を示したとき、その対応についての共通理解や校内体制整備は、各学校で進んでいますでしょうか。保健主事や養護教諭が核となって子どもの健康を守り、児童生徒が安心して生活できるような学校の仕組みづくりをしていきましょう。

経験者研修Ⅱ(全体研修)

4月25日(火)、総合教育センター教職員研修室で、基本研修 経験者研修Ⅱの全体研修が行われました。

始めにいわき市教育委員会教育長より、いわき市が目指す教育についてあいさつがありました。

次に学校教育課主任指導主事の講義により、教職員としての服務・勤務について、教職員として守るべきこと、忘れてはいけないことを事例や演習を通して学び直しました。

その後、総合教育センター指導主事より、教職を10年経験した教員の役割、学校経営への参画について講義を行いました。

最後に経験者研修Ⅱの進め方について計画表をつくりながら確認しました。

さすが教職10年を経験した先生方、しっかり自分の立場を理解し、また、目的意識をもって研修に取り組んでいました。今年1年間、さらなるスキルアップができるよう、頑張っていきましょう。

特別支援学級等新任担当教員研修①

 4月26日(水)に「特別支援学級等新任担当教員研修①」がいわき市総合教育センター教職員研修室で行われました。小学校40名、中学校11名、合計51名の研修となりました。 

 はじめに、いわき市総合教育センター指導主事より「障がいの特性の理解」について講義がありました。障がいの特性とは何なのか、その特性を踏まえて実際に子供たちをどう支援するのか、について具体的に講義を進めました。

 「自立活動」について総合教育センター教育支援室長が講義を行いました。

 自立活動を行う目的、ねらいについて講義が行われた後、実際に自立活動の立案も進めました。

 さらに特別支援教育アドバイザーからは、保護者対応の留意事項、子供たちの支援を進める上で大切にしたいことについてお話がありました。

 「特別学級等の学級経営」について、総合教育センター教育支援室長より講義がありました。支援学級担任としての年間スケジュール、交流および共同学習を進める上での留意点、保護者との関わり方、担任として考えたいことなどについて、室長自身の体験談も踏まえて具体的に講義を行いました。

 最後に「学級経営の課題」についてグループごとに協議を行いました。研修者からは「各グループで同じ悩みを共有したり、悩みの解決に向けて助言し合ったりすることができてよかった。学校での支援に生かしたい」との感想がありました。充実した協議となりました。

 

経済教育研修

 4月27日(木)に体験型経済教育施設(Elem)で、経済教育研修を行いました。

 始めに、センター指導主事より、キャリア教育を推進する意味やキャリア教育を通して育みたい資質・能力、いわき市で実施されるスチューデントシティやファイナンスパークを通して子どもたちに気づかせたいことなどについて講義をしました。

 次に、消費生活アドバイザーから、金融教育の大切さについて講義をいただきました。子どもたちを自律した消費者にするためにどのような教育を義務教育段階から行うことが大切であるかを、具体例を基に説明をしていただきました。

 最後には、体験型経済教育施設次長より、スチューデントシティやファイナンスパークの魅力について、これまで体験した子どもたちの具体的な姿を基に説明がありました。初めて参加した研修者からは「こんなに充実した活動ができるかと想像すると、とても楽しみになる」「子どもたちを早く連れてきたい」といった感想が挙げられました。

 今回の研修が、子どもたちの充実した活動につながることを願っております。各校での伝達、企画・運営をよろしくお願いします。

初任者研修・新規採用養護教諭研修・新規採用栄養職員研修(一般研修①)

 4月20日(木)に「初任者研修・新規採用養護教諭研修・新規採用栄養職員研修がいわき市総合教育センター教職員研修室他で行われました。初任者が小学校46名、中学校18名、養護教諭が小学校2名、中学校1名、栄養職員が1名、総勢68名の研修となりました。

 

 はじめに、いわき市総合教育センター所長より「初任者・新規採用者研修にあたって」の講話、いわき市教育委員会学校教育課福原管理主事より「教職員としての服務・勤務」について講義を行い、「未来をつくるいわきの学校教育ABCプラン」に基づく、いわき市の教育の方針や、日々の教育活動を行っていくための教育公務員としての在り方、服務義務の大切さについて理解を深めました。

 

 四倉中学校主任主査 鈴木久美子先生が「社会人としてのマナー」の講義を行いました。学校に来客があった時、電話があった時の対応について「相手を思いやる気持ちを大切にするマナー」という観点で、ご指導いただきました。

 いわき市スクールカウンセラー 西脇陽子先生が「教職員のメンタルヘルス」の講義を行い、心の健康の保持とストレス等への対処法について演習などを交え、日々の心身の健康保持について考えを深めました。

 その他、初任者、養護教諭、栄養職員に分かれての研修、新学期が始まってからの研修者同士の情報交換などを行いました。

 

 

 

 

 この研修を皮切りに、今年度の初任者研修、新規採用養護教諭研修、新規採用栄養職員研修がスタートしました。

研修主任研修

 4月21日(金)に「研修主任研修」がいわき市総合教育センター 教職員研修室で行われました。今年度初めて研修主任となった先生方にたくさん出席していただきました。小学校27名、中学校14名合わせて41名の研修となりました。

 まずいわき市総合教育センター指導主事より「現職教育の進め方について」について講義を行いました。近くの先生方で現職教育を進めるうえで、悩みや課題を共有しながら進めました。

 後半は平第五小学校・川部中学校の現職主任の先生方を講師としてお招きして、「現職教育の実際」というテーマで実践発表をしていただきました。研修者の感想用紙には「今後の研修主任としての職務に直接生かせる発表を聴くことができ、とても勉強になった」という内容の感想がたくさん記載されていました。2名の先生方、新学期のお忙しい中、発表の準備等大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

経験者研修Ⅰ(全体研修)

 4月18日(火)に「経験者研修Ⅰ(全体研修)」がいわき市総合教育センター 教職員研修室で行われました。小中学校教諭が24名、養護教諭が6名、幼稚園教諭が2名、総勢32名の研修となりました。

 まずいわき市総合教育センター所長が「教職5年教職員としての心構え」について講義を行いました。続けていわき市教育委員会学校教育課主任指導主事が「教職員としての服務・勤務」について講義を行いました。教職員として大切な心構えや服務について改めて考える機会となりました。

 

 

 後半は総合教育センター 指導主事が「経験者研修Ⅰの進め方」「学力向上に向けた指導の改善」について講義・協議を行いました。写真や動画を交えながら「自分の強みを生かす」「授業に自身の持ち味を出す」ことについて考えました。

教頭実務研修①

4月13日(木)、管理職としての職務を理解し、学校教育全般に対する具体的な方策をもって教職員をリードする力量を身に付けることを目的に、教頭実務研修①を実施しました。

はじめに、「教頭職に期待すること(教頭の在り方)」と題して、いわき市小・中学校長会連絡協議会長 様に講話をいただきました。管理職としての心構えを教えていただきました。ありがとうございました。

次に、「いわき市の教育とその課題」と題して、学校教育課長より講義を行いました。

続いて、文書管理・管理全般について管理主事より講義を行いました。

最後に、総合教育センター研修事務について講義を行いました。

参加した教頭先生方、これからのご活躍を期待しています。

 

校長実務研修①

 4月11日(火)、学校管理運営の知識及び情報等の習得や問題解決能力に関する研修を行い、本市教育の推進を担う校長としての資質の向上を図ることを目的に、校長実務研修①を実施しました。

 はじめに、「校長職に期待すること~教育委員会事務局のミッションと課題~」として学校教育推進室長より講義を行いました。いわき版「骨太の方針」をもとに教育施策に関わる貴重なお話をいただきました。次に、「いわき市の教育とその課題」として学校教育課長から講義を行いました。これまでの経験をもとにしたお話から、実務の参考になる貴重な時間となりました。

  続いて、管理主事より「1年間の実務の見通しについて」と題して講義がありました。1年間の業務について見通しをもつことができました。

「学校予算面から見た現状 ~光熱費・施設設備費 他~」を学校支援課施設計画係長よりお話いただきました。予算の現状を把握して経営していく必要性を改めてとらえることができました。

最後に、「学校経営上の現状と課題」をテーマに研修をまとめました。

今回の学びを学校経営にいかしていただければと思います。ご活躍を願っています。

 

部活動指導者研修

 4月12日(水)に部活動指導者研修が、いわき市総合教育センター 教職員研究室で行われました。各学校の部活動指導者の代表者が集まりました。小学校から11名、中学校から37名の先生が参加しました。

  まず始めに、いわき市教育委員会 学校教育課 指導主事より、「部活動運営のおける指導上の留意点」についての講義がありました。部活動の教育的意義や今年度の部活動運営方針について確認していきました。

 

 次に、国立スポーツ科学センター専任研究員の立谷泰久先生より、「よりよいチームをつくるための指導者の在り方について」の講義をいただきました。

 

 チームをつくる上で大切なチームワークやリーダーシップ、フォローワーシップ、コミュニケーションの取り方について、丁寧に説明していただきました。

 

 また、コインゲームのアクティビティを通して、目標設定の仕方や大切さを教えていただきました。

 

先生方の感想からも、「わかりやすい説明だった」「すぐに実行していきたい」「部活動たけでなく、学校生活でも活用できる」など、研修の充実度がうかがえました。

 これからも先生方のスキルアップにつながるような研修を行っていきますので、よろしくお願いします。

授業力向上講座Ⅲ(中:数学)

 1月24日(火)に好間中学校を会場として、筑波大学附属中学校より石黒 友一先生をお呼びし、授業力向上講座Ⅲ(中:数学)を行いました。

 前半は、好間中学校1学年を対象に、累乗の指数の学習内容で授業を行っていただきました。「100畳の畳に、はじめの畳には一粒の米粒を、次の畳には倍の米粒を、さらに次の畳にはさらに倍の米粒を・・・」と褒美を要求した家来とそれを用意した殿様。果たして米粒は何粒必要なのか?

 生徒たちは、米粒の多さ、倍々と増えていく数のおもしろさを感じながら学びを進めていきました。

 後半の講義では、「主体的で対話的で深い学びに向けた授業改善」と題して、生徒のわくわく感を引き出すこと、体験を通した学びにすること、実感を伴った振り返りをすることなどについてご講話いただきました。研修者からは「目の前の生徒の実態を捉え、教材研究をしていきたい」「教科書をアレンジして生徒のわくわく感を引き出したい」といった感想が挙げられました。

 10年に一度の寒波が迫る中、充実した研修を行うことができました。

 

学校司書研修⑧⑨

 12月19日と1月20日に行った学校司書研修では、学校司書が読みきかせの工夫や、コンピュータ管理の便利な使い方、図書館オリエンテーションの仕方などを発表しました。10月から各班に分かれて話し合いを重ねてきており、発表は熱の入ったものとなりました。

教職2年次研修〈教科等指導研修〉

 1月19日(木)に、教職2年次研修〈教科等指導研修〉を行いました。今回の研修は、それぞれの先生方が、2年次研修として1年間かけて取り組んだ課題研究の発表を中心に進めました。各自で課題を設定し、その課題解決に向けて手立てを考え、日常の取組みや授業実践等を通して研修しました。

 参加した先生からは、「2年目の先生方が自分と似た悩みや課題を感じていることに少し安心した。負けずに、今日の学びを生かしたい」「2年目の研修を終えたが、毎日が研究であり、ずっと続くことであると思うので、これからも初心を忘れず、日々、向上する気持ちを持ち続け、子どもたちに関わっていきたい」

 同じ教職2年目の先生がどのようなことを課題として捉えているのか、その解決にむけてどのような手立てを工夫してきたのか等、発表を聴くことは、どの先生方にとっても刺激的なものだったようです。教職3年目に向けて頑張っていこうとする気持ちが、多くの先生方から感じられる研修となりました。

令和4年度 教育研究発表会(R5.01.13)

<第1部 分科会>

 教科部会及び教科外部会の全8部会の調査研究委員が各会場に分かれ、1年次の成果と課題を発表し、参観者と協議を行いました。
 教科部会は、①「主体的・対話的で深い学び」の視点による授業改善を推進し、児童生徒の資質・能力を育むための単元構想の工夫、②ICT機器を効果的に活用し、学習内容の習得・活用を図るための手立ての工夫、の2点を重点課題とし、授業実践を通して各教科における「見方・考え方」を活用した学びの具現化を図る取組みを発表しました。
 また、教科外部会は、①児童生徒の道徳的判断力や道徳的心情、道徳的実践意欲、道徳的態度を高めるために、「考え、議論する道徳」の在り方、②本市が抱える喫緊の課題に対して、それらの解決に向けた組織的な指導・支援の在り方、授業及び学級活動、学校行事等における支援の在り方について発表しました。
 多くの会場で、参会の皆様が熱心に協議する姿が見られ、児童生徒をよりよく伸ばしたいという市内の先生方の熱意が感じられました。

 <第2部 全体会>
 第2部の全体会では、大阪市立大空小学校初代校長の木村泰子先生から「『みんなの学校』から学ぶ見えない学力の育て方」と題して、ご講演いただきました。「すべての子どもに学習権を保障する」ための、子どもや保護者、そして地域の「みんなの学校」という理念、また、これからを生きていく子どもたちにとって大切な力となる「見えない学力」について、具体的な実践に基づいたご講演をいただきました。
 参加者からは、「子どもたちのために本当に大切なことをもう一度考え直したい」「自分の日々の生徒との関わりを変えていくべきだと感じた」「心に突き刺さる話だった。子どもを思う愛情の深さに感動した」「これまでの講演で初めて涙が出そうなほど心打たれました」など、教師としての自分自身を問い直したことが感じられる感想が多く寄せられました。

特別支援学級等新任担当者研修③

 12月27日(火)に総合教育センター教職員研修室にて、特別支援学級等新任担当者研修③を実施しました。

 教育支援室長より「教育課程編成の進め方」「教育課程編成の実際」と題して、講義をいただきました。

 研修の中では、研修者同士で協議を行う場面もありました。現在担当している児童生徒のことを思い浮かべ、その児童生徒に合った支援を考えていくことの大切さについて再確認をすることができました。

 研修者からは、「障がいの特性の理解と指導の工夫をしていかなければならないと改めて感じた」「教育課程編成が、児童にとってよいものになるようにしていきたい」という感想が挙げられました。

 年末の研修になりましたが、充実した研修であったことがうかがえます。

初任者研修〈特別支援学校参観研修②〉

 11月24日(木)に初任者研修〈特別支援学校参観研修②〉をいわき支援学校を会場にして行いました。

 はじめに、特別支援学校の授業参観を行いました。子どもたちが生き生きと学習に取り組む姿やその子どもたちを丁寧に支援したり、たくさんの励ましの言葉をかけたりする先生方の姿に、自分のこれまでの教育活動について振り返る初任者の姿が見られました。

 研修の後半は、教頭先生からいわき特別支援学校の教育活動について説明をいただきました。その後の質疑応答では、子どもたち同士をつなぐための学級経営上の配慮事項などについて、積極的に質問をし研修を深める様子が見られました。

 今回の研修で学んだこと、感謝の気持ちをしっかりと伝える研修者の姿から、特別支援学校参観研修が充実した研修であることがうかがえます。

初任者研修・新規採用養護教諭研修〈特別支援学校参観研修①〉

 11月17日(木)に、初任者研修・新規採用養護教諭研修〈特別支援学校参観研修①〉を行いました。

 初任者の約半数及び新規採用養護教諭が、平支援学校を会場にして、研修を深めました。

 はじめに、平支援学校の教頭先生より、「特別支援学校の概要並びに現状と課題」と題して、県内の特別支援学校の現状や、平支援学校の特徴的な教育活動について説明していただきました。

 講義後は、各教室を回り授業の様子を参観しました。熱心に取り組む子どもたちの姿から、自分のこれまでの授業について振り返る初任者の姿が見られました。

 最後には、特別支援学校の先生方へ特別支援教育の在り方や配慮すべきことなどについて、質問をしました。特別支援学校の先生から丁寧に具体例を基に説明していただき、初任者にとって有意義な時間となりました。

 今回の研修を通して、今求められる個別最適な学び、協同的な学びについて、その理解が深まったように感じます。

道徳科実践講座

 10月26日(水)道徳科実践講座を行いました。

泉小学校 小河 浩美 先生に授業実践を発表していただきました。小河先生が実践された授業映像を解説していただきながら、児童同士の対話が生まれる教師の関わり方、教材・教具の工夫など、すぐに実践できる内容をご提案くださいました。研修者からは「実際の授業を見て、子どもたちの考えや行動がよくわかった」「道徳で大切にしたいことを実践を通してわかりやすく教えてもらえた」などの感想があがりました。

初任者研修〈授業研修③〉

 10月20日(木)に初任者研修〈授業研修③〉が行われました。

 午前の講義・演習では、「授業におけるICT活用」「総合的な学習の時間の進め方」を行いました。研修者からは、「実際にデジタル付箋を使ってみておもしろかった。授業でも使ってみたい」「これからももっとICT機器を文房具のように普段使いできるようにしていきたい」「どのような力を身に付けさせたいかを明確にして、総合的な学習の時間の単元を作る大切さを学んだ」という感想が挙げられました。

 午後の講義・演習では、「放射線等に関する授業の進め方」「道徳化の授業の実際」「実践上の課題の整理」を行いました。研修者からは「実際に放射線測定器を使ってみて、どのように放射線の授業に生かすかがイメージしやすくなった」「子どもたちが考え、議論する道徳を目指して、深い教材研究をしていきたい」「半年の教員生活を振り返り、少しずつ成長することができているのかな?これからも目の前の子どもたちのために研鑽を重ねていきたい」という感想が挙げられました。

 初任者研修も半年が過ぎました。一歩ずつ成長を続ける初任者に心強さを感じます。センター所員一同、初任者がさらにパワーアップできるよう精一杯フォローを続けていきたいと思います。

ICT活用講座 ①中学校 ②小学校

 10月4日(火)と5日(水)に、中学校と小学校に分かれ、ICT活用講座①②を行いました。ベネッセコーポレーションの方を講師に招き、授業支援ツールである「ミライシード」を授業の中でどのように活用していくか、具体的な授業を想定し、研修者、講師、指導主事とで話し合いながら授業づくりを行い、実践的に学びを深めました。

 参加した先生方からは、「本日作ったオクリンクの活用した指導案を早速実践します」「じっくりとICT活用を意識した授業を考えることができる研修は非常に貴重であり、ありがたい」「実際に自分の授業で、どのように活用できるかを考えることができた」「じっくり教材研究をする時間がなかなか取れない中で、このような演習の機会を得ることができ、参加してよかった」などの感想が寄せられました。

 授業の中でICTを活用することは、今後、ますます重要になってきます。ICTを使うことが目的にならないように、子どもたちの学びを深めるツールとして活用できるように、授業実践を進めていきましょう。

発達障がい教育講座(後期)

 10月6日(木)にFR教育臨床研究所所長 花輪 敏男先生を講師にお迎えし、発達障がい教育講座(後期)を実施しました。

 研修参加者は、8月の発達障がい教育講座(前期)で、花輪先生から不登校対策の具体的な手立てを学びましたが、今回の講座では、さらに事例を基に、不登校の児童生徒はどのような悩みや不安を持っているのか、学校としてどのような手立てをとることができるかなどについて演習を進めました。

 事例検討の中で、児童生徒の情報をしっかりと把握することの大切さについてお話しいただきました。事例に対してより児童生徒理解をするために、たくさんの質問をする研修者の姿が見られました。中には、3,4つと質問を繰り返す研修者もおり、高い研修意欲を感じました。

 いわき市の子どもたちのためには、個の力ではなく、学校や関係機関、保護者や地域など、チームの力が大切であるということを、今回の研修は、改めて気づかせてくれました。

学校司書研修⑥

10月7日(金)に学校司書研修⑥を行いました。

学校図書館の機能(読書センター、学習センター、情報センター)を充実するため、学校司書としてできることを考え、集約しました。

 学校司書として共通理解しておくことは何か、授業支援で役立つことは何か、適切なウェブサイトなどはないか、他市町村の例はないかなどの情報を集めました。事前にアンケートをとったグループや、他市町村のホームページをチェックするグループなどがありました。次回はまとめの作業に入ります。

初任者研修〈他校種参観②〉

 9月29日(木)に中央台北小学校を会場として、初任者研修〈他校種参観②〉を実施しました。研修者は中学校初任者になります。

 他校種参観①同様に、授業参観をしました。中学校の授業との違いや共通点などを意識しながら参観しました。

 授業参観後は、それぞれ感じた「共通点」「違い」「その他」について話し合いました。子どもたちの興味を引きつけるような導入の工夫や発問の在り方、また、子どもたちの表現の時間や場の確保の大切さについて改めて確認することができました。 

 最後には、校長先生からご講話いただきました。グランドデザインを元に、どのような教育活動を展開していくのかを問い直し続ける大切さについてご講話いただき、初任者にとって大変有意義な研修となりました。

 

 

 

授業力向上講座Ⅱ(実践) 小中:体育・保健体育

 9月28日(水)に授業力向上講座Ⅱ(実践)「小中:体育・保健体育」を行いました。講師に、筑波大学附属中学校教諭 國川 聖子先生をお迎えし、市内小中学校の先生方が体育の授業(ダンス)について研修を深めました。

 國川先生から、ストレッチ、ダンスの楽しさについて実際に体を動かしながらご講義いただきました。研修者からは、「体を動かす楽しさを再確認することができた」「子どもたちにも自由な発想で体を動かし、ダンスの楽しさを味わってほしい」などの感想が挙げられました。

 まだまだ暑い中ではありましたが、笑顔いっぱいの研修となりました。

 

 

 

図書館教育研修・学校司書研修⑤

 9月26日(月)図書館教育研修を行いました。講師に、放送大学客員教授 堀川 照代 様をお迎えし、司書教諭・図書館教育担当者と学校司書が一堂に会して行いました。

堀川先生の講義の後には、司書教諭や図書館担当者と学校司書がお互いに意見を交わし合い、どのように図書館教育を進めていくか話し合いました。

「図書館教育から主体的・対話的で深い学びにするヒントがあった」「学校司書と司書教諭は車の両輪であるとの堀川先生の言葉が印象に残った。協働して進めていきたい」「他校の取組を聞き、自校でも実践してみたい」との感想が、研修者からあげられました。

初任者研修〈他校種参観①〉新規採用養護教諭研修〈他校種参観②〉

 9月22日(木)に中央台北中学校と中央台南中学校を会場として、初任者研修〈他校種参観①〉新規採用養護教諭研修〈他校種参観②〉を実施しました。研修者は、小学校初任者になります。

 はじめに、授業参観をしました。小学校の授業との違いや共通点などを意識しながら参観しました。活発な生徒や真剣に集中して取り組む生徒の様子に感心しながら参観する様子が見られました。

 授業参観後は、それぞれ感じた「共通点」「違い」「その他」について話し合いました。小学校でも中学校でも学びに向かう姿勢が大切であること、周りの友達と積極的に関わることで学びが深まることなどを確認することができました。

 最後には、各校長先生からご講話いただきました。生徒の立場で教育を考えること、教職員が一枚岩で指導をすることの大切さについてご講話いただき、初任者にとって大変有意義な研修となりました。

 

教育課題改善講座

 9月21日(水)に教育課題改善講座を実施しました。この講座はミドルリーダー養成研修(教職15年目対象)の一つでもあり、学校や地域の実態に応じた特色ある教育活動の在り方(キャリア教育)について研修を深めました。

 はじめの講義では、「キャリア教育とは?」と題して担当指導主事よりキャリア教育の意味やこれまでのキャリア教育の流れについて確認をしました。キャリア教育=進路指導といった狭義の意味ではなく、子どもたちが自分の生き方を考えることができるキャリア教育を目指していくことについて研修を深めました。

 後半は、架空の学校を想定し、グループに分かれてキャリア教育全体計画を作成しました。子どもたちに身に付けさせたい力を明確にした上で、どのようなプログラムを位置づけることが望ましいのかを話し合いました。

 グループ協議は大変有効な研修だったようです。先生方の真剣に考える姿がとても素敵でした。

 

プログラミング教育研修(基礎)

 9月9日(金)、12日(月)、14日(水)の3日間に分けて、小学校悉皆でプログラミング教育研修(基礎)を行いました。昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、研修内容の一部を動画にしてオンデマンド配信を行いました。今年は、3日間とも集合研修で行い、6年生理科、5年生算数でのプログラミング教育について学びを深めました。

 研修者からは、「高学年担任、理科主任しか分かっていない部分があるので、研修等を設けて先生方に共通理解を図っていきたい」「プログラミングが目的というわけでなく、その思考がとても大切であるということを頭に入れて、子どもたちと共に学んでいきたい」「今回の研修で使い方が理解できて、抵抗感がなくなりました」などの感想が寄せられました。

 プログラミング教育は、高学年から始めるよりも低学年や中学年から少しずつ始めることで、指導がより効果的になります。各学校で工夫して指導いただきたいと思います。

プログラミング教育講座(応用)~福島高専との連携~

 8月24日(水)にプログラミング教育講座(応用)を福島高専で行いました。昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、やむを得ず中止となりましたので、2年ぶりの実施となりました。講師である福島高専の島村先生から、Micro:bitを使った車型のロボットを用いた応用的なプログラミングについて、演習を通して学びました。

 研修者からは、「プログラミングができると、どのような未来を子どもたちが創ることができるのかを、一緒に考えさせていきたい」「なぜ動いたのか、なぜ動かなかったのか、どうすれば動くのか、その点を考えさせる部分を大切にしつつ、プログラミングが生活のどの部分と深く関わり合っているのかについても学ばせていきたい」などといった感想が見られました。

 プログラミング教育は、小学校、中学校ともに、今後ますます重要になってくる内容です。引き続き、内容の充実した研修を目指していきたいと思います。

 

 

 

 

道徳教育研修

 9月13日(火)に道徳教育研修を行いました。小中学校各校1名に参加していただき、道徳教育を学校全体で推進していくことについて研修を行いました。

 研修者からは「道徳教育の重点目標の考え方、学校目標との関連の持ち方についてとても参考になった。」「学校や児童生徒の実態をもう一度よく見つめ直し、重点目標を設定していくことが大切だと感じた。」「発問を工夫した授業展開を考えて、子どもの心が動く道徳教育のあり方について考えていきたい。」「道徳的価値に基づいた、ねらいのある発問を心がけ、授業の充実を図りたい。」という感想があがりました。

教頭実務研修会②

8月29日(月)明治大学の諸富祥彦教授を講師に「教職員の働き方改革とメンタルヘルス」について研修を行いました。

長らく「教師を支える会」代表として悩める教師に寄り添ってこられた諸富先生は、学校現場を熟知されており、メンタルヘルスの要所を演習も交えて、研修者がメンタルヘルスの大切さを体感できるようにお話しくださいました。

研修者からは、

「職場の雰囲気作りのヒントをたくさんいただいた」「私自身も心が軽くなった」「学校に戻り、また頑張ろうという気持ちになりました」

との感想が寄せられました。

 

学校教育課の福原管理主事から、学校事故防止や書類提出時の確認がありました。

2学期、子供も教職員も、元気に、そして事故なく、よりよいスタートができることを願っています。

保幼小連携講座

 8月24日(水)に保幼小連携講座を行いました。福島大学附属幼稚園副園長 星俊子先生より「小学校への円滑な接続や保幼小連携の在り方について」と題して、講義をいただきました。

 福島大学附属幼稚園の保育の様子を基に、子どもたちにどのような力をつけてあげたいのか、そのためにはどのような支援が必要なのかを分かりやすくお話しいただきました。また、幼児は日々成長し続ける存在であり、その成長を見取り、価値付ける教師の働きかけの大切さについても改めて教えていただきました。

 また、小学校との連携をするに当たり、遊びを通してどのような資質・能力が育まれたのかを語れるようにしておくことや、生活科を指導する先生と積極的につながり、幼児が小学校入学に対して抵抗がなくなるように支援することが大切であることもお話しいただきました。

 私たち大人にとって、卒園・入学は当たり前のことかもしれません。しかしながら、子どもたちにとっては初めてのことであり、とても難しいことです。だからこそ、教師が適切な支援をしていく必要があります。今回の研修では、そのことを改めて気づかせていただけたと思います。

授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校英語)ICTを活用した授業実践等

8月22日(月)に、体験型経済教育施設(Elem)にて、授業力向上講座Ⅰ・Ⅱ(中学校英語)を実施しました。

 講座Ⅰでは、総合教育センター磯上指導主事が、中学校学習指導要領や授業づくりを中心とした内容について講義しました。その後、文部科学省提供の授業動画の視聴及び授業についての協議をもとに、2学期の授業の単元構想について演習を行いました。研修者からは、授業づくりについて、ペアで助言し合ったり、2学期の授業について見通しをもったりできて良かったという感想がありました。 

 講座Ⅱでは、福島大学附属中学校の菅野賢介先生をお招きし、ICTを活用した授業づくりについて講義をいただきました。講義の資料は、すべてgoogle classroomを利用し、そこで共有できるようになっており、研修者は準備したGIGA端末でgoogle classroomに入り、研修を進めました。音読テストや評価などの演習では、菅野先生のアドバイスを受けながら実際に取り組む姿が見られました。研修者からは、「ICTを活用した授業について学びたいと思っていたので、とても勉強になりました」「テスト結果のデータを分析することで、授業改善につながることを学び、早速活用してみようと思いました」「リテリングの進め方について参考になりました」という感想が寄せられました。

 

 講座で学んだことを、2学期の授業で実践していただければと思います。