<未来創造>

ブクブク.。o◯

 

 虫歯ゼロへの挑戦! ~学校保健委員会~

 

 今年度の学校保健委員会のテーマは「歯」

 課題をみんなで把握し、自分の歯と口の健康を守るために必要なことを学ぶことがねらいです。

 はじめは保健・給食常任委員である3年生3名による大野中「虫歯事情」

本校生徒のう歯率を聞いて、子どもたちの間にちょっとどよめきが走りました。

約8割の生徒に虫歯がありました!!

今日はちょっと趣向をこらし、発表を聞く前に全校生がRDテストを実施。

子どもたちは何のテストかわかっていません。

「まずはスポイトで自分の唾液を採取してください。」

「採取した唾液を、テスト用シートの青い部分に垂らしてください。」 

 「垂らしたら、青い部分にカバーシールを貼って・・・」

 「自分の腕に貼り付けてください。」

「結果で何がわかるのか、答えは講師の先生の講話の中で!」 

 検査中は、恒例の保健給食常任委員会クイズです^0^

最初に全員起立して、

クイズに答え、間違えた人は着席します。 

全問正解者には「トゥースマスター」という称号が^-^ 

さて、さっき腕に貼ったシールをここでめくってみることに。

青い部分がピンクになっている人が・・・ 

これはどういうことでしょう???

今日の講師の先生は歯科衛生士の佐藤さん。

RDテストは、口の中の虫歯菌の量がわかるテスト。

「青い部分がピンクになった人は、口の中に虫歯菌がたくさんいる、ということです。」

お昼に歯磨きを忘れてしまった人は、とても鮮やかなピンク色になってしまいました*0* 

その後、正しい歯磨きと歯垢の状態を知るために、染め出しを行いました。

佐藤さんから染め出し液を受け取って・・・ 

さっそく自分の歯に塗ってみます。

奥歯や歯の裏側にもまんべんなく塗ります。 

塗り残しのないように鏡を見ながら塗っています。 

塗りおえたら、染め出し液が赤く残っている部分をワークシートに記録していきます。 

 デンタルミラーも使って、奥歯や歯の裏など見えにくいところの磨き残しを見つけます。

そして、佐藤さんに正しいブラッシングの仕方を教えていただきました。 

 今度は歯磨きです。歯ブラシは鉛筆の持ち方でと教わりました。

前歯の裏側は、歯ブラシを縦にして磨きます。 

歯ブラシの真ん中だけでなく、先や角も使います。 

次にデンタルフロスの使い方も教えていただきました。

指への巻き付け方や、歯間への入れ方などを丁寧に教えてくださいました。 

慣れないフロスとみんな格闘していました。 

しかし、 実は歯ブラシで落ちる汚れはなんと6割。

フロスを使うと100%近く落ちるようなので、ぜひ使い方をマスターしてほしいですね。

最後に質疑応答です。

「かみ合わせが悪いと、骨格に影響しますか?」 

「 歯を磨くのは、朝起きてすぐと、朝食後とではどちらがいいですか?」

「かみ合わせは、例えば左側ばかりで噛んでいると、からだにゆがみが出ます。肩こりなどの原因にもなるでしょう。」

「歯磨きの基本は食後です。朝起きたときは『ぶくぶくうがい』をするといいです。ほっぺたの筋肉が刺激されて唾液がたくさん出ます。歯磨きは朝食後にしましょう。」

 佐藤さんは、がらがらうがいより、『ぶくぶくうがい』がとても大切だとおっしゃっていました。

 これを30回ほどすると、口の中の菌はかなり減るのだそうです。

 

 子どもたちは、歯や口の健康についての知識や自分の口の中の状態をしっかり理解したと思います。

 今日の学びが生活の中で継続して活かされ、来年の歯科検診では虫歯ゼロになるといいですね。